和地つかさ 2018年9月27日号

わくわく地方競馬 スペシャルインタビュー:御神本訓史騎手(大井競馬) 後編

掲載日時 2018年01月18日 15時00分 [エンタメ] / 掲載号 2018年1月25日号

わくわく地方競馬 スペシャルインタビュー:御神本訓史騎手(大井競馬) 後編

 '15年の免許失効から2年半の時を経て、騎手としてのリスタートを切った大井競馬のスタージョッキー・御神本訓史。特別インタビュー後編は、競馬に対する思いと決意に迫った!

 '17年8月28日、パドックにスポットライトが当たったかのように眩しくなった。騎乗命令とともに、御神本騎手はヘルメットをとり深々と頭を下げたまましばらく動かなかった。その姿に「おかえりー」とファンから多くの声援が飛んだ。
 「皆さんに迷惑をかけてすみませんという気持ちを込めたくて。声援はうれしかったですね」
 緊張したという復帰戦は6着。そこから初勝利までは2週間ほど要したが、
 「思ったよりも早くレース勘を取り戻せたのではないかと思う」
 と、そこからはハイペースに勝ち星を重ねていった。

 そして11月13日、ついに成し遂げた2000勝のメモリアル勝利。パートナー「ミミ号」は自厩舎の馬だった。
 「それほど人気のある馬ではなかった(7番人気)ので、すごく縁を感じました。狙ってできることではないし、これは奇跡に近いこと。(三坂)先生も喜んで下さって、恩返しできたかなと。少しだけ安心しました」

 再試験を受けると決めるまでは「こんな自分が戻っていいのか。自分が戻ることで若手に示しがつかないのではないか」。そんな葛藤もあった。
 しかし、後押ししてくれた周囲の関係者、再度のチャンスを与えてくれた地方競馬界、そして大井競馬場。
 「以前から競馬に対する気持ちは強いほうだと思っていましたけど、より強くなったと思います」
 さらに調教専門厩務員を経験したことで、その一頭一頭に携わっている人の思いが改めて身に染みて分かるようになった。だから、騎手としてレースに対する準備は絶対におろそかにしない。トレーニングは毎日欠かさず、レースに対して「以前よりもより緻密に」臨むようになった。

 具体的な数字を目標には掲げていない。最高のレースを見せられるように、できる限りの努力をすれば、数字はついてくると考えている。
 「(失効前も)自分なりに真剣にやっていたけど、足りない部分もあった。この2年半で、自分を見つめ直す機会を与えてもらったと思っています。期待されている、ということを肝に銘じて、騎手としてレースに向かうプロセスを怠らないと絶対に約束します」

 苦悩と葛藤。それを乗り越えた強さと人間としての厚み。うわべだけではない力強いオーラを感じさせた御神本。
 「実績だけでなく、様々な面で認めてもらえる騎手となれるように」

 南関東、そして地方競馬を支える存在へ。第2章は今、始まったばかりだ。

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