葉加瀬マイ 2018年11月29日号

デリヘル嬢の“虎の子”を狙い殺害 肉体関係なき男女の不道徳なつながり(1)

掲載日時 2016年01月30日 23時00分 [官能] / 掲載号 2016年2月4日号

 岩本正弘(42)と竹田真美(25)はそれぞれ家庭を持ち、子供も2人ずついたが、お互いの不道徳な行いについて相談し合うという特殊な関係だった。
 2人は約7年前、出会い系サイトで知り合った。当時の真美はまだ高校3年生で、岩本とは肉体関係を持たず、出会い系サイトで下着を売るビジネスについてノウハウを教えてもらうという立場だった。その後、短大に進んだ真美がデキちゃった結婚したため、ますます男女の色恋とは無縁の腐れ縁になっていった。

 岩本は妻子がいるのに遊びまくり、真美は真美でストレスから覚せい剤に手を出した。そんなことを相談できる唯一の相手が岩本だった。
 真美も一度は覚せい剤に手を出したことを後悔し、夫に告白して断ち切ろうとしたが、「今度やったら離婚だ」と宣告されてもやめることはできなかった。タンス預金を使いきり、サラ金にも手を出し、売人からはツケで買うようになった。

 岩本も入れ込んでいる女がいて、その女を落とすためのブレーンになっていたのが真美だった。
 岩本はコンビニの美人店員と客という立場で知り合い、「僕と付き合って下さい」という手紙を書いたが拒否された。諦めきれない岩本はブランド品や中古車などをプレゼントして気を引き、彼女が別の男と不倫していることを知ったときには、女の立場から地獄に落とす方法を真美に指南してもらった。探偵事務所の名刺を同封し、《うちの主人と付き合っていることが分かりました。法的手段を取るつもりですが、今すぐ別れるならなかったことにします》という手紙を投函させたのだ。そのおかげで岩本は、逮捕直前までその店員と付き合うことができた。

 真美と岩本、この奇妙な関係の2人がいつも困っていたのが金だった。岩本の月給は妻に握られ、牛丼店でもアルバイトをしていたが、月8万円にしかならなかった。それでも浮気相手と遊んだり、風俗通いなどがやめられないのだから、金が足りるわけがない。

 そんなある日、出会い系サイトで知り合ったのが長瀬里緒(21)だった。里緒はデリヘルで働いていたが、個人でも援助交際していた。それでも派手な生活はせず、若いながらも800万円も貯め込んでいたが、それには生い立ちと密接な関係があった。里緒の母親は連れ子がいた父親と結婚。だが、里緒が小5のときに離婚した。母親は里緒を連れて家を出たが、里緒が中2のとき、別の男と結婚することになると、「邪魔だから」と父親の元に戻した。
 里緒は高校には進学したが、しばしば家出を繰り返し、まもなく退学。バイト先の焼肉店の客だった男と同棲生活を始めたが、子供ができたことが分かると、喜ぶどころか中絶を迫り、それが原因で交際解消。里緒はシングルマザーになることも考えたが、10代では金がなかった。
 「あのとき…、お金さえあれば…、子供を1人でも育てられた。お金があれば、幸せになれる。人に見下されたり、みじめな思いをすることもない…」
 そんな思いで必死で貯めた金だった。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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