葉月あや 2019年5月2日号

〈男と女の性犯罪実録調書〉①ボーイを溺死させた風俗店長 川に放り込めば笑い話になる

掲載日時 2019年03月05日 00時00分 [官能] / 掲載号 2019年3月14日号

 近藤健太(23)は高校卒業後、ギタリストを目指し、地下アイドルグループのサポートなどをしていたが、音楽で生計を立てるのは並大抵ではなく、トラック運転手に転職した。

 だが、その前につくった借金が返しきれず、祖父から「社会人としてしっかりしろ!」と叱責されたことから家出。カバン1つで放浪した揚げ句、たどり着いたのが川西知広(33)が店長を務める風俗店だった。

「オレも親に反発して家出していたこともあったんだよ。何から何まで進路を決めたがるオヤジがイヤでよ。キャバクラのスカウトをやったり、建築現場で働いたりで、この業界に入ったのは5年ほど前だ」

 川西は近藤の境遇に理解を示し、「少年」と呼んでかわいがった。「今日の食事代もない」と言うので、前払いとして1日5000円の日給を支払ったり、寝る場所として店が使っているホテルの部屋を1泊1500円で貸したりした。

 頻繁に食事にも誘い出し、自分のツテで不動産会社を紹介したりして、「川西さんはスゴイ人だ」と尊敬されていた。そんな背景の中で問題の事件は起きた。

 川西は妻子持ちだったが、店のコンパニオンのほとんどと肉体関係を持ち、クラブで遊ぶのが大好きなプレイボーイだった。

 事件当日も川西はクラブへ行くつもりで、店の風俗嬢の1人と焼き肉店で酒を飲んでいた。

「仕事が終わったら、店の女の子を連れて一緒に来い。焼き肉をおごるから」

 近藤は店の風俗嬢の1人であるレイナ(21)と来店。さらに川西のクラブ仲間で美容師の大杉明(37)もやって来た。

 しかし、店側に5人での合い席を断られたため、別の店に移動。最初に川西と飲んでいた風俗嬢は「用事ができた」と帰ることになり、残りの4人で“二次会”を始めた。

 4人はしこたま飲んだ。近藤は生ビールを10杯程度飲んだだろうか。店を出るときはフラフラで、全員が千鳥足だった。
「クラブのイベントまでには時間があるから、別のクラブへ行って時間をつぶそうか?」

 川西の提案で川沿いの道を歩き始めたとき、川西によからぬ考えが浮かんだ。
「お前、川に飛び込めよ」
「イヤ、ムリッスよ。自分、泳げないですから」

 川西は近藤を川に放り込んで泳がせたら、あとから笑い話になると考え、近藤を背後から抱きかかえて、川に放り込んだ。
「ギャーッ、助けてー!」
「いける、いける、泳いでるやん」

 近藤の必死な表情を見ながら、川西は次なる展開を楽しみにして様子を見ていた。だが、近藤はどんどん岸から離れていき、中央に流されていった。
「おい、ヤバイんじゃねえか。お前の後輩だろ、お前が助けろよ!」

 大杉に急かされて、川西は「やっぱりオレが行くしかないのか…」と言いながら服を脱ぎ始めたが、転落防止柵の上に腰掛けたところで、「やっぱりオレもムリ。酔ってるから」と言いながら戻ってきた。
(明日に続く)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書


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