菜乃花 2018年10月04日号

東芝問題で日本郵政次期社長に浮上する元“影の首相”

掲載日時 2015年09月15日 10時00分 [社会] / 掲載号 2015年9月24日号

 今秋に上場予定の日本郵政の次期社長に、不適切会計処理事件で揺れる東芝の相談役も務める西室泰三氏に代わり、元財務事務次官の勝栄二郎氏の名が急浮上している。

 西室氏は'96年から'00年まで東芝の社長を務め、'05年まで会長に君臨。相談役に退いた後も、トップ人事にかかわったとされる。さらに'12年末に自民党が政権奪取後、菅義偉官房長官に日本郵政社長として担ぎ出された。今年2月には、8月14日に発表された「戦後70年談話」に関する有識者会議『21世紀構想懇談会』の座長にも指名されている。
 経済誌記者が言う。
 「西室氏は“財界総理”になるために郵政上場後も社長を続けるつもりのようですが、相談役を務める東芝の不適切会計処理事件で責任を追及されるのは時間の問題。事件後、東芝の歴代3社長が7月21日付で辞任する一方、西室氏は日本郵政にほとんど出社せず、東芝本社に顔を出しているようですが、“昵懇の仲”とされた安倍首相と菅官房長官に見放されたと言われています」

 そこで郵政次期社長の最有力候補とされるのが、勝栄二郎氏だ。
 「現在、電気通信事業者『インターネットイニシアティブ』の社長を務める勝氏は、野田佳彦内閣時代に“影の首相”と呼ばれるほどのやり手でしたが、'12年に財務事務次官を退官。同年に現在の会社の特別顧問を務め、翌年には社長に就任している。加えて、'14年に読売新聞東京本社の監査役、ANAホールディングスの経営諮問委員会委員にも就任するなど人望も厚い。日本郵政の次期社長にはうってつけの人材です」(経済ジャーナリスト)

 東芝は有価証券報告書の提出期間を8月31日から9月7日まで再延長し、もし間に合わなければ上場廃止の危機にまで追い込まれた状況だ。
 「それだけに、辞任した3社長を支えて来た西室氏の責任は重い。1日も早く東芝の相談役と郵政の社長の座を退いて欲しいという、東芝社員からの切実な声が挙がっています」(同)

 郵政上場までもつか…。

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