葉加瀬マイ 2018年11月29日号

「オレだけのエロ玩具になれ!」 結婚強要計画男“恐怖の愛”(1)

掲載日時 2017年02月18日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年2月23日号

 パチンコ店に勤めていた被害者の小久保愛梨さん(26)は、同僚として辻橋卓也(22)と知り合った。「お前を一生かけて守る」という熱い告白を受けて付き合うことになったが、交際1カ月にして何もかもがイヤになった。
 男友達から電話があっただけで不機嫌になる。自分からのLINEの返事はすぐに返さないと許さない。休みの日は常に一緒にいないといけない。携帯電話を隅から隅までチェックされる。もはや、どうしたら機嫌が悪くならないかだけを考えて付き合うようになり、「もうしんどい」と別れ話を切り出した。
 すると辻橋は愛梨さんの家に押し掛け、無理やり車で連れ出した。赤信号を無視して暴走しながら「このままオレと一緒に死ぬか、これからもオレと一緒におるか、どっちや?」と迫り、愛梨さんが思わず「一緒におる」と答えると、ますます束縛を強めるようになった。愛梨さんは辻橋以外の人間関係が皆無になった。
 その後、辻橋は無断欠勤が原因でパチンコ店をクビになり、土木作業員に転職。愛梨さんはデート代をほとんど支払わされるようになった。

 事件が起きる前の花火大会の日、そんな仲でも愛梨さんは楽しみにしていて、仕事を休んで準備していたが、辻橋とは朝から連絡が取れなかった。ようやく連絡が取れたのは開催直前の夕方で、駅で待ち合わせることになったが、辻橋はパチンコで負けたために不機嫌だった。
 電車に乗っても無言で、携帯をいじっているだけ。花火大会の会場に着き、愛梨さんが歓声を上げて写真を撮っていると、「オレのことを放置した!」と言って怒り出し、スタスタと歩いて帰り始めた。

 「ちょっと待ってよ。私、一緒に花火を見ようと思って楽しみにしてたんだよ。クライマックスの花火は一緒に見ようよ」
 「お前だけ勝手に見てればいいじゃねえか!」
 そんな捨て台詞を吐いて帰ろうとする辻橋の後ろ姿を見て、愛梨さんは限界に達した。ポロポロと涙をこぼし、花火を背に独り帰路に就いた。

 「もう別れましょう。私、我慢できないわ…」
 「おう、別れたるわ!」
 家に帰ってから電話で話すと、辻橋の怒りはまだ持続していて、いとも簡単に別れ話には応じたものの、これですんなりいくとは愛梨さんも考えていなかった。

 その翌日、辻橋の車が家の近くに止まっていて、監視している様子が分かったので、愛梨さんは警察に相談した。
 「警告しましょうか?」
 「いや、それは反撃されると怖いので…」
 「それならなるだけ1人で行動しないように注意して下さい」
 「分かりました…」

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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