和地つかさ 2018年9月27日号

区役所の端末で個人情報を調べたオッパイフェチ男の下着カタログ(3)

掲載日時 2017年10月30日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年11月2日号

 その後、LINEで15回ほどやり取りした。
 だが、そのことを知った当時の交際相手は「ストーカーになるかもしれん。早く打ち切った方がいい」とアドバイスした。
 そして案の定、千秋さんの自宅の玄関ドアに謎のプレゼントが置かれるようになった。千秋さんは気味が悪くなって転居し、交際相手と同居した。高田の職場の情報システム端末には、2回にわたって千秋さんの行方を捜した検索履歴が残っていた。

 千秋さんの事件から2カ月後、別の被害者の家に侵入した高田は、やはりベッドで就寝中だった被害者の布団の中に潜り込み「静かにしていれば何もしない」などと言いながら、服ごとブラジャーをまくり上げて胸を揉んだり舐めたりする行為を繰り返した。
 その間に途中で一度だけパンティーの中に右手を差し入れ、アンダーヘアを触るという行為に及んだが、被害者が嫌がるとそれ以上はせず、再び抱き付いて胸を揉んだり舐めたりする行為ばかり繰り返した。

 逮捕直前、被害に遭った別の女性も執拗に胸ばかり揉まれたり舐められたりしていた。その日、高田は狙いを定めた女性宅のベランダに忍び込み、干されていた下着の写真を撮っていたところ、部屋の中にいた女性に気付かれた。
 だが、高田は窓を開けられてひるむどころか「チャンスだ!」とばかりに、女性の両肩を押しながら部屋の中に侵入。女性は唖然として腰が抜けてしまい、その場に座り込んだ。

 「オッパイを揉ませてくれたら何もせんから。あと、下着もちょうだい」
 高田は背後に回り、服の中に手を入れ、執拗に胸ばかり揉んだ。女性が大声を出すと、高田は下着を奪って逃げて行った。高田が冒頭の中尾芳恵さんに対する強制わいせつ事件で逮捕されたのは、それから間もなくのことだ。

 高田はいずれの事件についても「当初からわいせつ目的で部屋に侵入したのではなく、下着探しと覗きが目的だった」と言い張った。自らの下着趣味を臆面もなく語り、区役所勤務については事件後に自らの意思で退職したと強調した。
 だが、裁判所は「被害者を発見後、速やかにわいせつ行為に及んでおり、当初からわいせつ目的だったことは明らか。被告人は不自然、不合理な弁解に終始し、核心部分も曖昧。常習性も顕著で強い非難に値する。同種事案の中でも軽い部類ではない」と断罪し、懲役7年を言い渡した。

 ちなみに、区役所の端末から被害者の個人情報を盗み出していたという個人情報保護条例違反では起訴されなかった。第2の高田が出てこないうちに、公的機関は対策が急務となる。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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