菜乃花 2018年10月04日号

自殺志願者連続殺人事件がヒント 女子高生を誘い出した強制性交男(3)

掲載日時 2018年06月18日 23時00分 [事件] / 掲載号 2018年6月21日号

 詠美さんは死ぬ覚悟を固めていたというのに、それだけは頑として抵抗した。トイレの中に逃げ込んで出てこなくなったので、坂田はレイプを諦め、代わりに財布から金を抜き取った。
 「分かった。もうしないから出てこいよ」
 もはや詠美さんは自殺志願者ではなく、レイプ被害に怯える被害者そのものになっていた。
 「大丈夫だって。心配することはないよ。最後はオレが責任もって殺してやるからさ」

 その夜、詠美さんは再び坂田に迫られて“口腔性交”させられた。深々と喉奥まで肉棒を突き入れられ、その息苦しさから逃れるために泣く泣く顔を上下させて肉幹をしごいた。
 「うおおっ、出すぞ!」
 先端の割れ目から熱した奔流が一気に噴き出して口中深く注ぎ込まれる。太幹がヒクヒクと脈打って暴れ狂いながら、ドクドクと間断なく流れ込んでくる。口いっぱいに広がる生臭さに吐き気をもよおしながら、詠美さんは泣いて飲み干すしかなかった。
 「どうだ、うまいか?」
 プルプルと腰を振るって最後の1滴まで注ぎ込んでから、坂田は口中から肉棒を引き抜いた。
 「取りあえずここに住んだらどうだ。親の居る家には帰りたくないんだろう」
 坂田は自殺ほう助ではなく、行き場のなくなった詠美さんをオナペットとして飼おうとしていた。

 その翌日、坂田は朝刊配達のため、家から出て行った。逃げるなら今しかない。親に助けを求めるということは連れ戻されることを意味するが、こんなところにいるよりはマシだ。
 父親に連絡すると、すぐに警察がやってきた。詠美さんは保護され、自宅に戻ってきた坂田は未成年者誘拐と窃盗、殺人未遂、強制性交等の疑いで逮捕された。坂田は詠美さん以外にもSNSで約10人の自殺志願の女性とやり取りし、他に2件の未遂事件があることを供述した。
 「確かに社会をにぎわせた事件を参考にしましたが、自分は苦しむ女性を見て興奮するような性癖は持ち合わせておりません。同棲していた彼女と別れた寂しさもあって、自殺志願の女性たちなら『殺してあげるよ』と誘えば、簡単に誘い出せるだろうと思いました。うだつが上がらない自分の人生を振り返り、自分も漠然と死を考えていました」

 だが、坂田は「殺害の要請を断るのは容易だったにもかかわらず、安易に応じた」と断罪され、懲役6年6月の実刑判決を言い渡された。許しがたい模倣犯に対し、いわば見せしめのような厳罰が下されたわけだが、坂田は控訴することなく服役した。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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