☆HOSHINO 2019年6月27日号

〈男と女の性犯罪実録調書〉②口裏合わせの説明に疑問符

掲載日時 2019年03月06日 00時00分 [官能] / 掲載号 2019年3月14日号

「119番するぞ!」

 大杉が通報。まもなく救急隊員が到着したが、近藤はすでに川に沈んだ後だった。現場には警察官も駆け付けてきた。
「なぜもっと早く救急車を呼ばなかったんだ!」
「最初はいけると思っていたんですが、なかなか岸に上がってこないので、119番通報しました」
「救急隊員が来るまで何をしていた?」
「…待っていました。場所を案内しようと思って…」

 近藤は約1時間後に引き上げられた。当然ながら、意識はない。それを見て、レイナは泣きじゃくるばかりだった。

 3人は助けを呼ぼうにも周囲は外国人観光客ばかりで、近くに救命用の浮き輪があることにも気付かなかったと説明した。

 近藤は救急車で病院に運ばれ、3人もタクシーで付いて行った。

 病院に駆け付けてきた近藤の家族にも、3人は口裏を合わせてこんな話をしていた。
「私たちは3人で飲んでいて、近藤君とは現場近くの橋の上で合流することになっていた。彼もきっと、どこかで飲んでいたんでしょう。会ったら、えらいハイテンションで、クラブに行こうと歩き出したら、後ろから“ドボン”という音がして、川の方を見ると、近藤君が泳いでいた。最初はふざけているのかと思ったが、どんどん岸から離れていって、『早く上がってこい!』と言っている間に沈んでいってしまったので、慌てて119番した」

 近藤の家族は、近藤が泳げないことを知っていたので疑心を抱き、近藤の妹が近藤の兄に連絡。近藤の兄が川西に電話をかけて問いただした。
「弟は泳げない。海やプールでも浮き輪を使う。犬かきで10メートルがせいぜいだ。野球ファンやサッカーファンが、あんな汚い川に飛び込むのは信じられないと言っていたのに、自分から飛び込むなんてあり得ない。もう一度、弟が飛び込んだときの状況を説明してほしい」

 これに対する川西の応対があまりにも横柄で、面倒くさそうだったことから、近藤の兄は怒って電話を切ってしまった。
(明日に続く)

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