小岩被災地女性売春で摘発 呆れた熟女本番店

事件・2011/06/18 16:00 / 掲載号 2011年6月23日号

 捜査員が店内の個室に足を踏み入れると、まさに若い男性客が女性(39)にのし掛かろうとする時だった。全裸の女性は慌てて客を押しのけ、タオルケットを体に巻きつける。彼女は捜査員に促され衣服を身に着けると、ぐったりベッドに座り込んだのだった。

 警視庁保安課と小岩署は5月31日深夜、かねてから内偵中だった江戸川区南小岩のバー『3年A組』に強制捜査に入り、経営者の佐藤博堂容疑者(31)と従業員ら4人を、売春防止法違反(場所提供)容疑などで逮捕した。なんと同時に連行されたのは、東日本大震災で被災し、生活に困り果てて宮城県から出稼ぎに来ていた女性だった。
 「バーといっても、ここはれっきとした風俗店。店頭にはいつも客引きが立ち、『お客さん、4000円ポッキリで抜けるよ』と声をかけていました。しかも本番もできる熟女店としても有名で、訪れるのは還暦前後の常連客が多かったようです」(風俗記者)

 加えて“熟女”については「素人っぽいコがほとんどだった」(近隣住民)という。
 「16人の女性が勤め、うち10人が40代、6人が30代。店内奥にベニヤ板で仕切られた個室が3つあり、サービスが行われていました。押収した売り上げ帳簿などから推察すると、昨年5月から今年4月までの1年間で約8000万円を売り上げ、本番は1回2万7000円から3万円。うち店が6割、ホステスが4割を取る契約になっていました」(捜査関係者)

 この捜査関係者によれば、冒頭に触れた女性は、今年4月20日から同店で勤め出し、ほぼ毎日本番の客をとっていたという。
 「彼女は仙台市青葉区の実家に住み、その近くの工場に長年勤めていました。ところが震災で工場が操業停止となり、従業員は全員解雇されたのです。その後、地元のハローワークに連日通うも仕事が見つからない。実家では修繕費を要したため貯金がみるみる減っていく。そんな時、携帯電話のサイトで同店が募集をかけていることを知ったのです」(社会部記者)

 女性は「少々の危険は覚悟のうえだった」「50万円貯まったら仙台に帰ろうと思っていたが、(住み込みの)アパート代なども引かれるし、まだまだ半分も貯まっていない」と語っているという。
 同じ現象が他の風俗街でも起きているかが気掛かりだ。

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