堺市長選は「功名争いや」百舌鳥・古墳群世界遺産頼みに市民はドッチラケ!

政治・2017/08/29 14:00

 元維新VS現維新の遺恨バトル! 9月24日投開票の堺市長選が迫っている。
 そんな中…。
 文化庁が7月31日、2019年の世界文化遺産登録を目指す候補として、大阪府の百舌鳥・古市古墳群を決定し、4度目の挑戦でようやく叶った動きに関係者は歓喜している。しかし、エジプトのピラミッド、中国・秦の始皇帝陵と並ぶ世界三大墳墓の一つである大山古墳(仁徳天皇陵)のある堺市でも盛り上がりを見せているかと思いきや、地元民は諸手を挙げて喜ぶ状態にはないという。

 堺市役所へ行ってみると、古墳群が見渡せる展望ロビーには多くの観光客が訪れているものの、祝賀の掲示は一つだけ。
 同市関係者はこう言う。
 「実は地元民の間では、どちらかというとシラケムードが漂っている。まだ、国内での推薦だからというのもありますが、原因は9月24日の堺市長選にあるのでしょう」

 どういうことなのか。同選挙は、3選を目指す現職の竹山修身氏と、大阪維新の会の新人・永藤英機府議の一騎打ちの様相を呈している。
 「竹山氏は'09年の市長選で、当時、大阪府知事だった橋下徹氏の全面支援を受け当選した“元維新組”。しかし前回の'13年選挙では大阪都構想が争点となり、竹山氏が『堺のことは堺で決める』と橋下氏と絶縁、維新候補を破って再選を果たした。今回は元維新VS現維新の遺恨バトルとなるわけですが、維新は前回の敗戦に懲りて大阪都構想を封印している。一方の竹山さんも前回同様、“堺市独自の発展”を主張する構えなのですが、両者ともこれではアピール不足。そこで持ち出されているのが、世界遺産推薦の功名争いなんですよ」(地元記者)

 竹山氏も大阪維新の会代表の松井一郎府知事も、『世界文化遺産登録推進本部会議』の発足以来のメンバー。それだけに、互いに「自分たちが動いたから」との自負がある。
 「竹山さんにすれば、会議を積極的に動かしたのは地元首長である自分というプライドがある。対する松井さんにも、推薦決定のために国と折衝したという思いが強い。ただし、維新サイドは竹山氏と袂を分かってからというもの、世界遺産についてはあまり積極的に動いてなかったのが、選挙が近づいてからあれこれ動き始めた感がある。そんな雰囲気に、地元は推薦が決まってもドッチラケな雰囲気が漂っているんです」(大阪府関係者)

 この「オレがオレが」の世界遺産頼みの選挙に「結局は功名争いやないか」と堺市民は呆れ顔だ。

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