森咲智美 2018年11月22日号

警察官を装って“強姦捜査”犯人がスピード逮捕されたその理由(3)

掲載日時 2016年01月25日 23時00分 [事件] / 掲載号 2016年1月28日号

 麗香さんが従うと、いきなり男が口の中にペニスをねじ込んできた。男は両手で麗香さんの頭を押さえつけ、ガクンガクンと腰を前後に動かした。それはフェラチオでもイラマチオでもない、男根による口唇暴力というべきものだった。
 経験もなく、やり方も分からない麗香さんは必死で耐えた。途中で気持ち悪くなったが、1分ほどガマンしていると、男が「イキそう…」と言いながら、ドロリとした粘液を口の中に放ってきた。男は「全部飲めよ」と言ったが、麗香さんは口の端からこぼしてしまった。男はその粘液をティッシュで拭き取り、自分のポケットに入れた。
 「玄関先に防犯カメラは付いているのか?」
 「付いています」
 「それならベランダから帰る。10分したら目隠しを外してもいいから」
 男はそう言って、手首のロープをカッターナイフで切り、外へ出て行った。

 麗香さんは母親にLINEで連絡。強盗の被害に遭い、凌辱行為を受けたことを打ち明けた。
 「すぐ警察に行こう」
 「でも、犯人はグループで動いている…」
 「お兄ちゃんには話すよ」
 母親から相談を受けた麗香さんの兄は彼女を説得。
 「警察を信じろ。たとえそんな組織があったとしても、警察は負けはせん!」

 麗香さんは被害届を提出した。被害に遭ったときに着ていたTシャツから犯人の精液が検出された。そのDNAが、3週間後に発生した小坂千尋さんを襲った犯人のものと一致したのだ。
 「小坂さんのマンションの防犯カメラに映っていた男の画像を全署員に配れ。何が何でも挙げるんだ!」
 伊東は第2事件を起こしてからわずか2週間後には身元を特定され、いきなり逮捕状を持った警察がやってきたので慌てふためき、自宅の天井裏に逃げ込んだが、無駄な抵抗だった。
 「警察官の妹とは知らなかった。性体験もない娘に取り返しのつかないことをしてしまい、申し訳ない…」

 さらに別の2件の強盗事件でも立件された。ほんの“つなぎ”のつもりが、ずいぶん大きな代償を支払わされることになりそうだ。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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