菜乃花 2018年10月04日号

ゴミ屋敷でSMプレイの果てに… 妻を死なせてしまったニート夫の“詭弁”(2)

掲載日時 2015年11月21日 23時00分 [事件] / 掲載号 2015年11月26日号

 その後、藤井は「殺していない」と犯行を否認し、暴行については「同意の上だった」と主張した。ある意味、それを裏付けるものは自宅から山ほど出てきた。おびただしい数のSMグッズである。
 ロープ、首輪、拘束ベルト、鉄製チェーン、ローソク、アイマスク、ポンプ、クリップ、スパンキングラケット…。大人のおもちゃは20種類以上あり、「彼女が好きだった」というプラスチック製の塩化ビニール管は何本もあった。
 「彼女はこれで叩くと、いつも『気持ちイイ〜』と言っていた。もともと彼女に頼まれて使用するようになったグッズで、SMプレイをするときは毎回それを使っていた」

 それだけでなく、2人のSMプレイを映したDVDも見つかった。藤井が塩化ビニール管やスパンキングラケットなどで尻をたたく様子や、バックからハメ撮りしている様子が6時間あまり収録されていた。
 さらに家の庭で人糞がたまった池のようなものが発見された。藤井は「トイレが壊れたから」と言い訳したが、それはあたかもスカトロプレイ専門のステージのようだった。
 藤井の自宅はうっそうとした森の中にあり、2人は人目に付かない一軒家で夜な夜なSMプレイに興じていたのだ。

 「そもそも彼女とはどうやって知り合ったんだ?」
 「10年ほど前にセリクラで知り合った。彼女はもともと家出少女だったんです」
 当時、藤井は34歳、弘子さんは17歳だった。セリクラとは、モニターを見て気に入った女の子にデート代を提示し、最も高い金額を付けた男性客がデートする権利を得るというものである。藤井は株のトレーダーをしている他は、親から小遣いをもらっているニートのような男。「行くところがない」という弘子さんを自宅に連れて行き、そのまま同棲生活に入った。

 その後、事件現場となる一軒家を両親に買ってもらい、6年後に結婚。食事は1日1食だけで、あとは酒ばかり飲んでいた。弘子さんは両乳首と性器とヘソにピアスを取り付け、藤井の名前のタトゥーを入れていた。2人で一つの携帯電話を使い、外部との交流は一切断っていたが、SMサイトには自分たちのプレイを投稿していた。
 事件前日も2人はSMプレイにふけっていて、藤井は弘子さんにまたがり、塩化ビニール管でお尻や太もも、腕やふくらはぎ、お腹や乳房などを殴打していた。それから36時間後、弘子さんは心肺停止状態で発見されたのだ。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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