園都 2018年6月28日号

専門医に聞け! Q&A 結滞を納豆で解消する

掲載日時 2018年03月05日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年3月8日号

 Q:脈が2〜3拍打った後、沈んだように1拍打たなくなることがあります。お医者さんの話では病的な不整脈ではないとのことでしたが、気になります。なお、私は血圧が少し高く、上(最大血圧)が140㎜Hg程度あります。結滞を改善する方法はありませんか。(42歳・ファミレス店長)

 A:結滞とは、心臓の拍動につれて送り出される血液のリズムが乱れ、脈の打ち方が不規則になった状態です。ご質問の方のように、2〜3拍打ったあと1拍動欠けたりします。
 ご質問の方は、病的な不整脈ではないと診断されたとのこと。生理的な不整脈でしょう。そうした例は、中年以降の方にけっこう見られます。
 結滞に対して、漢方では血流を促進する漢方薬(活血薬)を処方します。心臓の血流をよくすることによって、心臓の拍動を正常にしようとするわけです。
 ある中年の患者さんは、結滞を漢方薬で治したいといって来院されました。そこで活血薬を処方したところ、1週間後に再来院した時には脈が正常になっていました。
 しかし、その1週間後にまた診察にみえたとき、脈は正常でしたが、血圧が高くなっていました。最高血圧が160㎜Hgになっていたのです。

●納豆で結滞も血圧も安定
 そこで、いったん漢方薬の服用をやめてもらったところ、血圧(最高血圧)は130㎜Hg程度に下がりましたが、結滞がぶり返したのです。その後、別の活血薬に処方を変えてみましたが結果は同じで、結滞は取れるけれど血圧が高くなります。そのため、すべての薬をやめてもらいました。
 ところがこの患者さんは、納豆を毎日2回食べ続けたところ、結滞が収まり、しかも血圧も上がらなかったのです。漢方的には、納豆は血の巡りをよくする作用がすぐれています。このことを私が以前話したのを覚えていて、自分の意思で食べたといいます。
 それにしても、納豆のパワーには驚かされました。結滞の改善と血圧の安定という、2つの効果が得られたのは、自然の食品の効用ならではのものでしょう。ご質問の方も、納豆を試してみるとよいでしょう。1日に1〜2パック程度食べ続けてみてください。

岡田研吉氏(研医会診療所漢方科医師)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病等に成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。

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