園都 2018年6月28日号

交際8年目の誕生日に殺された美人看護師“裏切り”の婚活(3)

掲載日時 2017年07月24日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年7月27日号

 怜奈さんは“本命彼氏”と誕生日を過ごすため、自分の誕生日とその翌日に指定休を入れた。誕生日前日の朝、夜勤を終えて帰ってきたところ、本宮がアパートの前で待ち構えていた。
 「お前、今夜から別の男と過ごすんだろう!」
 「違うわよ」
 「ウソをつけ。お前に少なくとも肉体関係のある男が2人いることは分かっている。今日は帰らんぞ!」
 「ふんッ、勝手にすればいいじゃない」

 本宮は怜奈さんの部屋に上がり込み、夜通しセックスした。だが、翌日午後3時頃になると、怜奈さんがソワソワし始め、「そろそろ帰ってくれない?」と言い出した。
 「どうしてだ?」
 「予定があるのよ」
 「男だろ?」
 「違うわよ。職場の同僚と食事に行くのよ」
 「ウソをつけ!」
 本宮は怜奈さんと口論。次第に怜奈さんがしどろもどろになり、ウソを認めたため、カッとなった本宮は首を絞め、台所にあった包丁で首などを突き刺した。
 「やっちまった…」
 何の計画性もない衝動的な犯行。本宮は証拠隠滅も図らず、血の付いた自分の衣服をその場に脱ぎ捨て、怜奈さんの軽自動車を盗んで現場から逃走した。

 〈A子、すぐに会いたいんだ。何とか時間を作ってくれないか?〉
 犯行後、本宮は内妻に連絡した。逮捕されるまでの2日間、本宮はA子さんとのセックスにふけった。何もかも忘れるためだった。
 〈明日は仕事なのに、一緒にいてくれてありがとう。こんなオレの子供を産んでくれてありがとう。このLINEが最後になる。理由はそのうち分かる。ユウキのこと、頼んだよ。強いママでいてくれ。正しいことを指摘できる子供に育ってほしい。2人に幸あれ〉

 怜奈さんの遺体は、2日後に無断欠勤を心配した上司と警察官により発見された。その日のうちに怜奈さんの車に乗って逃走中の本宮が隣県で発見され、殺人容疑で逮捕された。
 「8年間も付き合っていたのに冷たくされた。他の男のものになるぐらいなら、殺そうと思った」

 裁判所は「自分のことを棚に上げており、被害者を他の男に横取りされるのが嫌だという自分の感情を優先させ、とっさに殺害した犯意形成過程は身勝手で自己中心的だ」と断罪し、懲役17年を言い渡した。
 長過ぎる春は危険な腐れ縁を作り出しただけだった。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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