和地つかさ 2018年9月27日号

空前のチョコレートブームで分かった『カール』廃止の理由

掲載日時 2018年02月01日 08時00分 [社会] / 掲載号 2018年2月8日号

 チョコレートが最も売れる時期、バレンタインデーを迎えるのに一足早く、菓子メーカーがチョコレート生産を増強するという。
 「明治が約270億円をかけて生産体制を増強、ロッテホールディングスも約320億円をかけて新工場を建設する予定です。その他のメーカーも、チョコレート製品の拡充に力を入れています」(経済記者)

 背景には、健康志向の強い「高カカオチョコレート」がブームとなっていることが挙げられる。明治やロッテ以外にも、フルタ製菓は『チョコエッグ』やカカオ73%のチョコチップを使用した『乳酸菌クッキー』が大ヒット。一口サイズの『アルファベットチョコレート』で知られる名糖産業も、前年比二桁増だ。
 日本能率協会総合研究所が発表した『おやつ・間食に関する実態調査2017』によると、従来のチョコレート製品の主力である「チョコスナック・チョコ菓子」、「プレーンなチョコレート」、「ナッツ入りチョコレート」は、ここ10年横ばいの推移なのに対し、「高カカオチョコレート」の販売に関しては'14年から倍増しているという。

 しかし、これらの動きは一過性のブームで終わらないのだろうか。
 「明治、ロッテともに、今後も当面、チョコレート市場の拡大が続くと見込んでいます。明治に関しては、先日も話題になりましたが、『カール』の生産を廃止してでもチョコレートの生産を拡大させていく意向を示しています。日本人にとって“チョコレートのある生活”が定着してきたとも言えるでしょう」(食品ジャーナリスト)

 最近では、明治『ザ・チョコレート』のように、味わいの異なる本格チョコのラインナップを充実させ、食べ比べを誘発させることで男性の知識欲までも満たすような商品もヒットしている。チョコレートが嗜好品としての地位も獲得しているのだ。
 いつまでもタバコや酒などの嗜好品をやめられずに悩んでいる方は、チョコレートに“たしなみ”を切り替え、自身の健康管理に活かしてみてはどうか。

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