☆HOSHINO 2019年6月27日号

4位転落フジテレビだけがウハウハ状態 民放テレビ局「五輪」裏事情

掲載日時 2013年09月11日 20時00分 [社会] / 掲載号 2013年9月26日号

 東京五輪開催決定に日本中が沸く反面、意外にも浮かぬ顔をしているのがテレビ界だ。
 「ソロバンを弾いて満面の笑みを浮かべているのは、3000億円の収入が入ると噂される大手広告代理店の電通や博報堂だけ。確かに、表向きは民放各局のCM収入は増えるが、その分、莫大な放映権料が発生するんです。200〜300億円とも囁かれており、下手すれば年間の売り上げが吹っ飛ぶ額。皮肉だが、潤うのはカラーテレビが飛ぶように売れた1964年の東京五輪のようにテレビ製造業に関連する企業だけ。ハイビジョンを凌駕する4K・8Kテレビなどがバカ売れするはずだ。テレビ局は高額な放映権料が足かせとなって、そんなに利益は生まれない」(経済アナリスト)

 さらに、早くも7年後を見据えてアタフタと慌てているのが制作現場だ。
 「業界全体の景気は良くなるが、少ないパイを奪い合って勝ち組と負け組もハッキリする。どのテレビ局が何の種目を放映するのかによって視聴率が違ってくる。人気の水泳、マラソン、体操などには各局が手を挙げるため、最後はクジ引きで各局の運命が決まってしまうんです。視聴率が取れなければ、ドヤされるのは現場。今後の出世にも影響するため、担当プロデューサーやディレクターは正直冷や冷やモノ」(局関係者)

 またNHK以外、制作現場は慢性的な人手不足にも悩まされているという。
 「リーマン・ショック以降、各民放テレビ局は採用人数を減らし、制作現場からも制作会社スタッフをリストラした。とにかく今の制作体制では東京五輪中継を成立させるのは本当に厳しい状態。'14年から新人採用を増やすと社は言っているが、どこまで本気か分からない。結局、中堅管理職がババを引く」(某スポーツ番組プロデューサー)

 さらに、フジテレビを除く日本テレビやテレビ朝日、TBSはある悩みを抱えている。女子アナ問題だ。
 「フジはまだいいとして、看板となる女子アナがどこも不在なんです。7年後に果たして顔と名前が一致する女子アナがいるのか? 皆、首を傾げている。多分、フリーの女子アナに頼らなければならないだろうが、7年後ということもあっていまから押さえられない。たとえば、山岸舞彩が7年後も業界で活躍しているかどうか甚だ怪しい。やはり、自前の局アナを育てた方が安心だ」(某局幹部)

 しかも、五輪種目の会場もフジに有利。
 「高い放映権を支払ってでも、フジはとことん五輪で勝負を懸けてくるでしょう。世界にニュース発信するメディアセンターは東京ビッグサイト内に開設される。テニスやトライアスロンなど人気6種目などが、フジを中心とするお台場近辺で催されるんです。フジ局内では“お台場五輪”などと盛り上がっている。汐留にある日テレは完全に通過駅。テレ朝もTBSも似たようなレベルです。いまや視聴率4位に転落したフジ躍進の起爆剤になるかもしれない」(別の局関係者)

 また、東京五輪が決まったおかげで別のトラブルも浮上しているという。
 「業界では政府のメーンキャラクターに『AKB48』対ジャニーズ戦争が勃発するなんて話も飛び交っている。また、各局の五輪特番のキャスターに各プロダクションが猛烈な売り込みをかけてくる。問題となるのは7年後。『AKB48』『SMAP』が今の人気を保っている保障はない。『SMAP』に至ってはアラフィフだ。『嵐』もアラフォー。契約を巡り、必ず問題も浮上する。正直、気が重いですね」(民放局編成関係者)

 7年後は見えない。

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