葉加瀬マイ 2018年11月29日号

「オレだけのエロ玩具になれ!」 結婚強要計画男“恐怖の愛”(3)

掲載日時 2017年02月20日 23時00分 [官能] / 掲載号 2017年2月23日号

 「お前、男おるやろ。携帯見せろ!」
 「さっき揉み合っていたときに外に落とした」
 「ウソをつけ!」
 愛梨さんは顔面を平手打ちされ、首を絞められ、両手をタオルで緊縛された。口にはさるぐつわをされ、その上からガムテープを貼られ、カッターナイフを突き付けられた。
 (殺される…)
 額に浮かぶ大量の汗、尋常ならぬ目つき、これまでに感じたこともない狂気を目の当たりにした。

 「携帯を探してこい。逃げるなよ。逃げたらどうなるか分かっとるだろうな」
 愛梨さんは車外に脱出できたので、携帯を探すフリをして一瞬の隙をうかがい逃走した。
 「待てっ!」
 辻橋はすぐに追い掛けて来て、ヘッドロックをかけて押し倒した。
 「お前、逃げやがったな。逃げたらどうなるか分かってたんだろうな!」
 「イヤや、助けてーッ」

 辻橋は愛梨さんを組み伏せたまま包丁を取り出し、「ドン」と押すような形で胸に包丁を突き刺した。
 「何で?」
 パキッという音がして、ドクドクと心臓から血が流れる気配を感じた。
 (私、死ぬんや…)

 辻橋はその場から逃げ出した。愛梨さんは必死で近くのコンビニまでたどり着き、助けを求めた。店員はすぐに110番通報した。
 愛梨さんは病院に救急搬送され、全身の血を入れ替えるほどの輸血をして一命を取り留めた。

 一方、辻橋は自分で「元カノを刺した」と110番通報していたため、駆け付けた警察官に殺人未遂容疑で逮捕された。車の中からは指輪や婚姻届とともに大量のエロ玩具が見つかり、スマホに書き込まれた記録から愛梨さんを監禁レイプして、結婚に応じなければ殺してしまうという犯行計画も発覚した。
 それなのに辻橋は「失恋のショックで情緒不安定になり、事件当時のことは何も覚えていない」と言い訳した。愛梨さんは法廷で訴えた。
 「反省文で謝られても、事件の記憶がないと言っているのだから、何に対して謝っているのか分からない。付き合っているときも暴力を振るわれ、『オレは警察なんか怖くない』と言っていた。今からお礼参りが怖いです。『お前が逃げたら、家族に危害を加える』と脅されていました」

 そもそも、なぜフラれたのか分かっているのだろうか。凶悪な計画を実行した卑劣なストーカーに厳罰が下るのは間違いない。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書


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