菜乃花 2018年10月04日号

いよいよ12月中に南海トラフ巨大地震が起きる不気味な警告

掲載日時 2016年11月29日 10時00分 [社会] / 掲載号 2016年12月8日号

 日本時間の11月13日午後8時すぎ、ニュージーランド南部を震源としたM7.8の地震が発生し、その地震により2人が死亡。ホエールウオッチングで有名な観光地のカイコウラ沿岸には、2メートル前後の津波が押し寄せたという。

 日本から約1万キロ離れた国で起きた今回の地震。しかし、琉球大理学部名誉教授の木村政昭氏は、こんな不気味な予測をする。
 「徐々に東日本大震災に近いイメージになってきました。あの時も、直前にニュージーランドで大地震が発生している。私は近く、日本でも巨大地震が発生するものと考えています」

 確かに、2011年3月11日に発生した東日本大震災の17日前の2月22日にもニュージーランドのカンタベリー地方でM6.1の地震が発生し(カンタベリー地震)、この時は日本人28人を含む185人が犠牲となった。ご記憶の方も多いはずだ。
 果たして、両国で発生した大地震は関係があるのだろうか。

 武蔵野学院大特任教授で地震学者の島村英紀氏は、こう言う。
 「現代の地震学では、関係性があるかどうか実際のところは分かりません。ただし、太平洋プレートは札付きの問題プレートで、これまであちこちで巨大地震を起こしてきました。西北方向に動いている太平洋プレートが“親”だとすれば、ニュージーランドは“子”。それだけ綿密な関係ということです。そして、日本列島も同じく“子”と言えるかもしれません」

 他の専門家の間でも太平洋プレートを中心とした地震発生の関係が指摘される中、前出の木村氏は、今後の発生場所がニュージーランドから北上してくると主張する。
 「ニュージーランドで大地震を起こした力は、太平洋プレートが押す力によるものです。それは日本も同じこと。プレートテクトニクス(地球の表面が何枚かの固い岩板=プレートで構成され、それらが対流するマントルに乗って互いに動いているとする学説)から見れば、1万キロ離れている事など、さしたる違いではありません。この力は近い将来、日本近海の地震の空白域で、巨大地震を引き起こすでしょう。それはどこか。私は、東日本大震災の震源域のずっと南方の、伊豆・小笠原諸島沖だと考えています。問題は津波で、そこで地震が発生すると同心円状に広がり、これまで津波は来ないとされた東京湾にも、侵入する恐れがあるのです」

 危ういのは木村氏の指摘する伊豆・小笠原諸島沖だけではない。南海トラフにおいてもしかりだ。このところ、日本の内陸部では直下型地震が相次いでいるが、それらも太平洋プレートからのプレッシャーが原因とされている。
 「かつて南海トラフで発生する地震の前には、西日本の各地で直下型地震が発生していました。たとえば、1944年に起きた東南海地震の前年には、鳥取地震が発生している。それもやはり、太平洋プレートが日本列島を押すプレッシャーが間接的な原因となっていると考えられるのです。今年起きた熊本地震や鳥取県中部沖地震も、同じ理由で起きたと言えなくもない」(島村氏)
 つまり、熊本地震や鳥取中部沖地震、さらに今回のニュージーランド地震は、すべて太平洋プレートの動きの影響を受け発生した地震であり、これらが南海トラフ巨大地震の前兆現象とも捉えられるのだ。

 ニュージーランド地震の発生から6日経過した19日には、想定される南海トラフ地震の震源域から近い和歌山県南部でM5.4の地震が発生しているが、これも不気味な現象だ。
 「やはり西日本で直下型地震が起きたことになりますが、南海トラフ巨大地震が非常に心配な状況ですね。先ほど申し上げたように、ニュージーランド地震との関係は分かりませんが、ひょっとすると今すぐに起きるかもしれません」(同)

 加えて、南海トラフ地震が巨大だった場合、そのエネルギーは予測がつかないほどの大きさになるという。
 「室町時代後期の1498年に発生した南海トラフ地震の一つである明応地震では、現在の三重県津市が巨大津波に襲われ、こつ然と消えてしまったんです。何もかも波にさらわれ跡形もなくなり、200年近く人が住むことができなかった。前回の東南海地震(1944年)と南海地震(1946年)は比較的小さかったため、次は大きい可能性がある。海抜が低い場所は、十分に注意する必要があります」(同)

 海上保安庁では2006年以降、静岡県沖から宮崎県沖の南海トラフ巨大地震の震源想定域内の15地点で、海底の地盤の変動について観測している。
 「5月に発表された結果によれば、広範囲にわたりプレート境界でひずみが蓄積されていることが初めて分かったという。また、前出の南海地震の震源域の沖合でも、ひずみが蓄積されており、つまりは、前回エネルギーが解放されたと思われていた震源域でもひずみが残っていたということ。時が経てば経つほどひずみは溜まり続け、開放された時の反動は大きくなる。恐ろしい話です」(サイエンスライター)

 NZ地震から17日後…。巨大地震のXデーは12月か。

関連タグ:地震

社会新着記事

» もっと見る

いよいよ12月中に南海トラフ巨大地震が起きる不気味な警告

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP