小沢テロ決行隊が暴く! 「前原潰し」カネと女の第二夜(1)

政治・2011/03/17 15:00 / 掲載号 2011年3月24日号

 支持率低迷に喘ぐ菅政権。それを尻目に次期総理の座を狙い続けてきた前原誠司外相が、ついに「政治とカネ」の大醜聞で“ポスト菅レース”から脱落した。
 ところが、永田町ではまことしやかな噂が流れている。実はこの裏に、小沢一郎元代表の露骨な“ポスト菅潰し”があったと評判なのだ。曰く、鳩山派の中堅議員がこう語る。
 「実は一部の小沢派議員らは、年明けから『前原に献金疑惑アリ』と口にしており、血眼になってこの醜聞を調査していたのです。ただ、この動きはすでに前原側も察知しており、毎年1月中旬に地元・京都で開催する政治資金パーティーから、今年は全てのマスコミをシャットアウトしたほど。醜聞をリークする小沢派の逆襲に備えていたのです」

 要は、疑惑の噴出以前から水面下では熾烈な“攻防戦”が演じられていたわけだが、菅政権にイジメ抜かれた小沢派内には以前から「『絶対許せない議員リスト』が存在する」とも言われていたほど。その報復として、次期総理の最有力候補である前原氏を狙い撃ちしたともっぱらなのだ。
 もっとも、今回炸裂した前原氏の「政治とカネ」醜聞は、永田町のみならず国民の誰もが唖然とするものだった。同氏は'09年4月に都内のホテルで政治資金パーティーを開催。この際の収支報告書に驚くべき偽装を施していたのである。

 政治部記者がこう話す。
 「政治団体『まえはら誠司東京後援会』では、『千葉県内にある会社の女性社長が50万円のパー券を購入した』と記載していたが、所在地にある会社の社長は男性で前原とは縁もゆかりもない人物だった。しかも連鎖的に『外国人献金疑惑』が炸裂し、前原が“火だるま”となったのです」

 この外国人からの「献金疑惑」が浮上したのは、3月4日の参院予算委員会。自民党の西田昌司議員が「'08年の『まえはら誠司後援会連合会』の報告書にAという72歳の女性から5万円の献金があるが、日本国籍をお持ちか?」と詰め寄ると、突如永田町中が大騒ぎとなったのだ。
 「というのも、前原がこの質問に『焼き肉店経営の在日の方だ』と回答したからです。『政治資金規正法』では外国人から献金を受け取った場合は、『3年以下の禁錮、あるいは50万円以下の罰金』と記されており、有罪となれば公民権の停止は必至。悪くすれば議員辞職にも繋がりかねない事態に、菅政権が震え上がったのです」(前出・政治部記者)

 しかも、同氏に浮上した醜聞はこれだけではない。
 前述した「パーティー券の大口購入者」が、実は'04年の脱税事件で有罪判決を受けた元コンサルタント会社社長のA氏だったことが判明。同時に、'09年の収支報告書にこの脱税事件で逮捕・処分保留となった人物がパー券を購入していたことも発覚したのである。
 さらに不味いことには、この騒動が主要閣僚らに飛び火。菅政権が崩壊寸前の危機に瀕し始めたのだ。

 別の政治部記者がこう話す。
 「実は、前原はAを蓮舫行政刷新担当相や野田佳彦財務相にも紹介しており、野田が'07年に開いたパーティーでは40万円分のパー券をAの関連会社が購入。同じく、蓮舫が代表を務める『民主党東京都参議院選挙区第3総支部』にも、関連会社から120万円の献金がなされていたのです」

 要は、民主党を支える3閣僚が揃いも揃って、“黒い疑惑”にまみれ、「外相辞任もやむなし」の状況に追い込まれたというわけなのだ。

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