菜乃花 2018年10月04日号

新馬券『WIN5』のオイシイ味

掲載日時 2011年05月20日 12時00分 [エンタメ] / 掲載号 2011年5月26日号

 JRAの主力商品である「3連単」以降、7年ぶりに商品ラインナップに加わった新馬券『WIN5』。“最高払い戻し額2億円”と十分に射幸心を煽られるのだが、何しろ5つのレース(JRAが指定)の勝ち馬を全て当てなければ的中とならないため、馬券というよりは宝くじの感覚に近い。
 加えて現在はネット会員限定という縛りがあり、残念ながら開催現地や場外では購入不可能。そのためか、直接競馬場に足を運ぶ王道のファンにとっては、従来の馬券とは全くの別物という感覚のようなのだ。

 「JRAとしては、何とか13年連続前年割れの売上を回復すべく期待しての導入だと思われますが、場外でも買える3連単の発売初年度でも前年割れは免れなかったように、この“別物”の新馬券だけでは売上即V字回復は難しいでしょう。実際、この新馬券発売初日(皐月賞)の日の売上は、対象5レース3連単売上合計約77億5000万円に対し、『WIN5』は約7億3000万円と、10%にも満たなかったですからね」(スポーツ紙記者)
 JRA広報によれば「将来的には窓口で気軽に購入できるようにしたい」ということなので、売上貢献という面では、それからになりそうだ。

 さて、我々にとって気になるのは、この新馬券のギャンブルとしての魅力。皐月賞の日は上位4番人気までの組み合わせで配当80万円超えと、「結構おいしい」感じを受けたのだが、理論上はそう簡単ではない。
 仮に5レースの出走頭数が全て16頭立てだとすると、約105万分の1の確率での的中となるため、例えば同じ16頭立て3連単3360分の1の312倍も当たり難いということになる。ただ、高額配当になるかは別として、宝くじの控除率55%に比べれば、この新馬券は25%と非常に良心的といえる。同じ宝くじなら「テラ銭の低い方に張る」のが、ギャンブラーとしての常識か。

関連タグ:公営ギャンブル

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