中川祐子 2019年1月31日号

〈男と女の性犯罪実録調書〉 従弟が従姉をレイプ殺人の凶事① 異様な親戚関係は断ち切れるか

掲載日時 2019年01月07日 00時00分 [官能] / 掲載号 2019年1月10・17日合併号

 黒川敏彦(38)は幼い頃に母親が家出してしまい、愛情に飢えて育つことになった。そんな黒川を癒やしてくれたのが、隣宅に住んでいる従姉のルミさん(57)だった。ルミさんとは年が離れていたので、従姉というより母親のような位置付けだった。ルミさんも「トシくん」と呼んで可愛がっていた。

 だが、黒川は年を取るごとに問題行動を重ねるようになった。高校時代からバイセクシャルに目覚め、女装して出かけるようになった。そのために化粧品を買ったり、趣味のミニ四駆に散財したりして、消費者金融から借金を重ね、返済不能になってブラックリストに載せられた。

 さらに窃盗癖があり、自転車ドロで何度も摘発された。それで罰金などを科せられると、ルミさん宅に金の無心に来るのだ。

 問題の事件を起こす3年前、当時の交際相手の女性を足蹴にし、髪の毛をつかんで引きずるという暴行事件を起こした。その女性の軽自動車のフェンダーミラーを破壊し、暴行と器物損壊の疑いで逮捕された。

 黒川は罰金50万円の略式命令を受け、その金の支払いもルミさんに頼ろうとしたが、ルミさんの母親である伯母に激怒され、「もう今後は付き合わない。ルミにも関わるな。自分で生活しなさい」と三くだり半を突き付けられた。

 ルミさんは20代の頃に統合失調症を患い、結婚もせず、ずっと母親と二人暮らしだった。黒川も数年前に父親を亡くしていた。黒川は内心、「一緒に暮らそうと誘ってくれればいいのに…」とずっとひがんでいた。

 事件後、黒川は生活保護を受けるようになった。金が足りなくなると、ミニ四駆のコレクションを持って質屋を訪れた。
「隣に住んでいる従姉は巨乳でね、ボクのタイプなんだ。ドアポストを覗くと、ちょうど風呂場の脱衣所が見えるから、中学時代から裸を見ているんだ」

 こうした話を聞いてもらえるのは、なじみの質屋の店主と近所の風俗嬢だけという状態になっていた。黒川はわざわざルミさんと年の近い女性が多い熟女ヘルスに出かけ、顔の上にタオルをかけ、乳房を観察しながら、その上に射精するという特殊なプレイばかり繰り返していた。風俗嬢たちには「オカマちゃん」と呼ばれ、有名な常連客だった。

 事件の2カ月前、隣宅の伯母がガンで亡くなった。そのことさえ知らず、ルミさんが1人で洗濯物を干すようになったので、黒川はルミさんの気を引こうと、庭に猫のぬいぐるみを投げ込んだりした。

 事件当日、黒川が出かけようとしていたところ、ルミさんから「トシくん」と声を掛けられた。
「最近、伯母さんを見ないけど、どうしたの?」
「実は亡くなったのよ」
「ええっ!」
「トシくんに知らせないでゴメンね」
「そんなこといいよ、気にしてないから」
(明日に続く)

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