〈男と女の性犯罪実録調書〉②「痴漢されて喜んでいる」

官能・2020/04/08 00:00 / 掲載号 2020年4月16日号

 福田は大学中退後、区役所の非常勤職員として働いていたが、事件がきっかけとなってクビになった。

 福田の携帯には日頃、ターゲットにしている女性を痴漢したときの状況がメモにビッシリと書き込まれていた。

 それを福田は「自分のやったことの記録を残すためだった。後から犯行を思い出してオナニーしていた」と説明した。

 調べに対し、「無理やり女性が性行為をされているところに興奮を覚える。中には痴漢されて喜んでいる女性もいると思った。痴漢行為を受け入れて、好きになってくれる女性がいるというネットの書き込みを信じた」などと供述した。

 福田は性犯罪者処遇プログラムを受講し、性依存症の専門治療に通うことを条件に、保護観察付きの懲役1年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡された。

 だが、専門家から認知の歪みなどを指摘され、ディスカッションを重ねても、福田の「痴漢したい」という欲望は収まらなかった。

 次第に医療機関に通うこともなくなり、また犯行を重ねるようになった。

 そんな中で、再び発見したのが、すでに大学生になっていた杏奈さんだった。

 何とかして杏奈さんの通学先を知りたいと思った福田は、再びストーカー行為を開始し、杏奈さんの大学を突き止めた。

 さらに杏奈さんに極秘で接近し、杏奈さんのスマホなどを覗き見て、プライベートな情報を収集した。

 福田は自分のスマホ内に杏奈さん専用のフォルダを作り、毎日の杏奈さんの服装や、隠し撮りした写真、「話しかけるのは微妙な印象」といったメモを残していた。これもすべて「彼女と付き合うために必要な情報」だったからだ。

 そして、ついに我慢できなくなり、杏奈さんへの痴漢行為を再開した。

 相変わらず、杏奈さんはお尻などを触っても、何も言わなかった。壁際に体を預け、されるがままにしている。

そんな態度を見て、福田は「彼女は本当にスキモノなんだ」と勝手に決めつけていた。
(明日に続く)

関連記事
関連タグ
官能新着記事