菜乃花 2018年10月04日号

10代無修正AVを200人分拡散! 出演強要問題摘発第1号の手口(1)

掲載日時 2017年11月11日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年11月16日号

 賀川謙一(48)は34歳のとき、淫行条例違反で検挙され、罰金10万円を支払った。会社はクビになり、アダルトショップに転職。だが、そこも39歳のとき、親会社が倒産して路頭に迷うことになった。
 「だったらよ、オレが立ち上げたコスプレモデル募集サイトに応募してくる女たちを使って、着エロDVDを作るビジネスを手伝ってくれねえか?」
 こんな話を持ち掛けてきたのがマニア仲間のM氏である。M氏はサイトを作るだけでなく、撮影用のマンションも借りてくれた。
 「後は腕次第だ。売れるDVDを作ってくれ」

 こうして賀川は個人メーカーのレーベルを立ち上げた。《一生のうちで輝けるのは今だけです!》《ノリ良く頑張った子には15万円以上!》などという甘言をちりばめて、主に18歳未満の少女を募集した。
 問い合わせのメールがあると、「コスプレモデルの撮影です」「AKBの衣装が着れますよ」などと言って勧誘し、面接までこぎ着けると、「身分証の提示と顔写真の撮影は絶対条件」と説明し、身分証を持たせた写真を撮影していた。

 「それじゃあ早速、美容院に行ってくれるかな」
 行きつけの美容院に連れていき、ハニーアップの髪型にさせた後、「契約書」にサインを求める。そこには「実技OKです」などの文面が並んでいる。
 「実技って何ですか?」
 「AKBの撮影と同じような感じだよ。アイドルのプロモーションビデオみたいなものだからね」
 アダルトビデオの撮影であることは絶対に言わず、サインをさせた後は露出度の高い服を着せたり、マイクロビキニを着させたりして、なし崩し的にセックスに持ち込むのだ。
 拒否する女性には「美容院代を返せ!」と恫喝したり、「こっちには弁護士がいる。学校や家族にバレる方が大変なことになるんじゃないの?」などと言って脅し、「実技は自分の意思でしました。無理やりではありません」という「確認書」も書かせていた。

 賀川は1人でAVの企画や監督、男優役、編集、販売を全部こなし、M氏には名義料として毎月10万円渡していたが、それでも月200万円の収入があった。
 だが、こんな商売がいつまでも続くわけがない。賀川は42歳のとき、14歳の少女を上半身裸にして撮影したとして、児童ポルノ製造容疑で逮捕された。
 賀川のマンションからは12歳から18歳までの少女100人以上の「契約書」が見つかり、淫行条例違反の疑いでも再逮捕された。

 賀川は「スケベ心からやった。AKBを絡めて勧誘すると、簡単に若い女の子が集まった。『このお金で学費が払える』と喜んでいた子もいたので、ズルズルと続けてしまった。もう女の子の撮影はしません」と反省の弁を述べ、懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡された。
 ところが、このときに賀川が本音として痛感したのは、「18歳未満の少女を使うとマズイ」ということだけで、「幼い顔立ちをした18歳以上の女の子を使えばいいのだろう」と、自分勝手に発想を転換させただけだった。

 賀川は再びM氏と連絡を取り、数カ月後には同じ手口でサイトを復活した。
 《1日5万円、3日で20万円、帰りに手渡し可です。必ずもらえる金額です》
 《今しかできません。ちょっとの勇気で新しい自分を発見しちゃいましょう》
 今度は18歳と19歳限定。全国4カ所にマンションを借り、撮影を敢行した。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

事件新着記事

» もっと見る

10代無修正AVを200人分拡散! 出演強要問題摘発第1号の手口(1)

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP