菜乃花 2018年10月04日号

キャバ嬢に嫌がらせビラで復讐! 警察にパクられるボーダーライン(2)

掲載日時 2017年06月25日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年6月29日号

 これ以後、中村は彼女に付きまとうようになり、「今までつぎ込んだ金を返せ!」と迫るようになった。店の前で待ち構えたり、自宅の玄関ドアに督促状を張り付けたり、同伴出勤やアフターに付き合っている客に対して、「アンタもこんな女といっしょにいると、オレと同じ目に遭うぞ」と警告して回るようになった。
 陽子はたまりかねて警察に相談に行ったが、キャバクラ嬢と客のトラブルと聞いただけで露骨に嫌な顔をされた。
 「復縁を求めてるわけじゃないでしょう。これは警察にはむかん事件や。モノを壊されたり、暴力を振るわれたりしたら、また通報して下さい」
 「それに誰か分からないんですが、ネットに私の悪口を書いているんです。その犯人を突き止めて下さい」
 「それは個人間のトラブルでしょう。弁護士に相談して、その掲示板の運営者に情報開示命令が出されるように裁判所で手続きしてもらいなさい。その上で、プロバイダーに対して発信者情報開示請求の訴訟を起こす必要がある。携帯電話会社の場合、過去ログの保存期間は約3カ月だから、早く行った方がいいですよ」
 「これはストーカー事件や名誉棄損事件じゃないんですか?」
 「彼の行動が借金の返済督促だけなら、やはり民事の問題なのでは? 携帯はメールも着信もブロックできたでしょう」
 要するに、この程度のことでは警察は動かないのだ。

 だが、そうなると中村の行動はますます増長した。
 〈○○店のミユキはヤリマンで、客から金もらって生計を立てている〉
 〈ミユキはエイズなのに、毎日毎晩枕営業募集中。店長専用肉便器でもある〉
 もちろん身元を特定されないように、ネットカフェのパソコンから書き込むことを忘れなかった。
 さらにミユキの本名や写真、自宅の画像などをアップして、本人を装って書き込むようになった。
 〈皆には黙ってたけど、実は私、もともとデリヘルで働いてたんだ。当時のお客さん、見てるかなー?〉
 〈私も37歳。このままじゃ羊水が腐っちゃう。経験人数1万人以上の私を誰かもらってくれませんか?〉

 不思議なことに、自分の行った先や行動まで逐一書き込まれるようになった。
 ある日、陽子が車を修理に出したところ、業者から「車体底部にGPS端末の電子機器が取り付けられている」と連絡があった。
 再び警察に相談したところ、今度はストーカー規制法違反(行動監視等)の疑いがあると見て、捜査に動いてくれることになった。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

事件新着記事

» もっと見る

キャバ嬢に嫌がらせビラで復讐! 警察にパクられるボーダーライン(2)

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP