葉加瀬マイ 2018年11月29日号

キャバ嬢に嫌がらせビラで復讐! 警察にパクられるボーダーライン(3)

掲載日時 2017年06月26日 23時00分 [官能] / 掲載号 2017年6月29日号

 一方、中村は警察からマークされるようになったことも知らず、新たな嫌がらせを思い付いた。陽子の顔写真に裸の写真を合成し、《この女は誰とでも寝るヤリマン女です。この近くに家があり、このような格好で出歩いております。ご注意下さい》と書いたビラを陽子の自宅近くの小学校の校庭にバラまいたのだ。
 小学校の通報で事件が発覚。名誉棄損事件でも捜査員が動くことになった。

 中村の行為はさらにエスカレート。陽子が住む住宅街の電柱に《この近くに住む竹橋陽子は裸のような格好で熟女クラブで働いています。源氏名はミユキで、オプション可。お股ユルユルの淫乱女です。興味のある方は行ってみて下さい》と具体的な店名を書いたビラを16枚も貼った。
 この一件で警察は中村を名誉棄損容疑で逮捕した。さらに中村がネットカフェで陽子を誹謗中傷する書き込みをしていた事実を特定し、同容疑で再逮捕した。

 それでも中村は陽子に対する恨み節を口にした。
 「人をその気にさせておいて、自分を金づるとしか見ていなかった女に復讐しただけ。逮捕されなければ、もっとやり続けていたと思う。だけど、それで相手が自分の非に気付き、私とやり直すことを考えてくれればいいなぁと思っていた。途中まで、客として見られているとは思わず、自分のことだけ見てくれているという期待があった」
 中村はこれだけ愚かなことをしたにもかかわらず、婚約者は「ちょうど遠方の都市へ転勤するところだったので、彼を連れて地元から離れ、私が仕込み直す」と更生への協力を申し出てくれた。中村の母親も「その近くに住み、息子を監督する」と約束した。中村は執行猶予付きの有罪判決を言い渡されて釈放された。

 だが、この手の事件で警察が動くケースは極めてマレである。陽子のケースの場合、一番大きかったのは小学校の先生が「子供たちにとって有害となるものを校庭にまかれた」という明らかに公益性のある被害を訴えてきたからだ。
 民事でも名誉棄損に基づく慰謝料請求などは可能だが、果たして、それがどの程度実現されるかどうかは弁護士にも分からない。

 今や“夜の商売”専門の巨大掲示板がある時代。キャバクラ嬢と恋愛成就できなかった客が恨み節をネットで書く行為は制御できず、海外のように罰則付きの“有害デジタル通信法”の成立が必要ではないのか。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書


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