紗綾 2019年8月1日号

“いいとも不況”を気に掛ける新宿アルタ周辺

掲載日時 2013年12月08日 11時00分 [社会]

 「後継番組の使用スタジオが『新宿アルタ』になればいいが…」
 そう心配するのは『笑っていいとも』の取引業者である。
 同番組はこのスタジオで生放送されているが、来年3月の終了が決まっている。そのため、後番組が『お台場』など別のスタジオを使用することになれば、“いいとも不況”に見舞われるわけだ。

 一番危惧しているのが花屋である。
 「『いいとも』に花を納品しているのは近隣の『K』『M』『U』といった古くから付き合いのある花屋。場所が遠いと納品に時間がかかるため、近くの店に注文がいき、次第に専門調達業者が出来上がった」(番組制作関係者)

 『テレフォンショッキング』でスタジオに飾られる花は安くない。だいたい3〜5万円からで、中には見栄を張って7〜10万円の花を出す芸能プロもある。ただ、ほとんどが前者という。
 1回の番組で10本ほどの花が納品されるため、1本を仮りに5万円として1日50万円、週にして250万円となる。年間50周だと1億2500万円もの金額が花代に落ちるのだ。

 さらに、新宿アルタが使われないと周辺の飲食業者や弁当屋も不況に陥る。
 一見、出演者が少なく、スタッフなども少人数で制作しているように見られるが、ADなどを入れると毎日100人近くは仕事にかかわっている。そのため20〜30人分は上乗せされて弁当は発注される。
 曜日によって違うが、だいたい2〜3社からとっており、弁当は1人前1000円程度。となると、週に換算すれば65万円ほどとなる。年間50週だと3000万円台となり、ちょっとした“マーケット”ができる。
 さらに、アルタの対面にあるカレーで人気のある中村屋は関根勤が常連。しかし、番組が終了すればこの流れもなくなる。場合によっては、アルタ周辺のレストランや定食屋も客離れが起きるかもしれない。

 “いいとも不況”を案じる業者たちは、落ち着かない日々を送っている。


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