〈男と女の性犯罪実録調書〉②SEX後に唐突な告白

官能・2020/04/01 00:00 / 掲載号 2020年4月9日号

 ところが、一緒にいる時間が長くなると、ジャックの不審な動きが気になるようになった。いつも隠れて電話やメールをする時間があり、ワケを聞いても「友達」としか答えない。

 恵令奈はジャックがいない隙にスマホを覗き見て、アメリカに妻がいることを知ってしまった。スマホには結婚式の写真なども多数保存されていた。
「どういうつもりなのよ、これは!」

 ジャックを問い詰めると、最初ははぐらかしていたが、最終的には認めた。
「でも、妻とは離婚協議中なんだ。君と結婚したい」

 恵令奈はその話を信じることにした。しばらくして、離婚届にサインをしたという話も聞いた。

 ところが、2週間後のことだ。いつものように食事して、ベッドの中で映画を見て、セックスに流れたところ、コトが済んだ途端、唐突にこんなことを言ってきたのだ。
「やっぱり妻とやり直す」
「はい?」
「だから、妻との離婚は撤回したいんだ」

 恵令奈は怒った。壮絶な痴話ゲンカに発展し、その騒ぎに気付いた近所の人が110番通報した。2人は警察官から事情を聴かれることになった。

 恵令奈は「自分は本当に人を見る目がないな」と落ち込んだ。死のうと思い、実家のマンションのベランダから飛び降りようとしたが、自分1人だけが死ぬのはイヤだったので、「関係を清算したい」と言って、ジャックの家を訪問した。

 ジャックは何も変わらない様子で対応してくれた。
「今でも君のことは夢に見るんだ」

 妻と離婚するのか、別居したままでいるのか、今でも悩んでいること。先日は「妻とやり直したい」と言ったが、その決意も定かではないこと。
「こんなときに…、悪いかな?」
 ジャックがキスをして迫ってきた。

「そんなことないよ」
 恵令奈はジャックに身を任せた。2人はリビングで愛し合い、ジャックは恵令奈を抱きかかえてベッドに移動した。脚を高く上げさせたまま、奥をズンズンと突いてくる。
「ああっ、そんなことを激しくされると、離れたくなくなっちゃう」
「ボクも恵令奈のことを離したくない」

 ジャックとの関係がまた復活したような感触を覚えて、恵令奈は嬉しかった。
(明日に続く)

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