中島史恵 2019年6月6日号

「葬式ごっこ」大津いじめ事件、加害者の1人が損害賠償を不服として控訴 誠意のない行動に批判も

掲載日時 2019年03月07日 12時14分 [事件] / 提供元 リアルライブ

「葬式ごっこ」大津いじめ事件、加害者の1人が損害賠償を不服として控訴 誠意のない行動に批判も

 2011年に大津市内の中学校で同級生をいじめ、自殺させたとして遺族が元同級生3人とその保護者に損害賠償請求を求めた裁判で、加害者の1人が控訴したことが判明。その誠意のない対応に怒りの声が噴出している。

 リアルライブでも既報の通り、大津いじめ事件は同じ学校に通っていた被害者を加害者3人が「葬式ごっこ」「口の上に蜂の死骸を乗せる」など人間とは思えないいじめを行い、それを苦にした被害者が自殺に至ったもの。

 加害者は当初から自殺といじめの因果関係を否定。一方、遺族側は「自殺はいじめが原因」であるとして、元同級生3人とその保護者に損害賠償を求めて提訴していた。

 裁判で元加害者は「いじめ」について、「リアクションを楽しむエンターテインメント」「遊びの延長だった」などと意味不明な主張を展開。裁判所はそのような苦しい言い訳を採用せず2月19日、元同級生のうち2人に対し、自殺といじめの因果関係を認め約3800万円を支払うよう命じた。

 遺族側が勝訴したとしても故人は帰ってこないが、勝訴はせめてもの弔い。また、加害者側も贖罪の意識があるのなら、賠償金を支払うことにするべきだろう。しかし6日、支払いを命じられた元同級生のうち1人が、大阪高裁に控訴したことが判明。あくまでも自分たちの非を認めないということのようだ。

 現在、控訴した元同級生の名前は明かされていないが、ネット上ではいじめ自殺による実名流出に危機感を覚え、被害者を中傷するようなビラを撒いた母親を持ち、父親が会社社長を務める主犯格といわれている元生徒なのではないかと声がある。あくまでも「噂」だが、裁判を戦う経済力を持っていると思われるだけに、信憑性は高いだろう。

 今後、大阪高裁の判断が注目されるが、控訴棄却を望む声は多い。執拗に暴力をふるったうえ、笑いものにする、金銭を要求するなど、弱い者いじめをエスカレートさせ自殺に追い込んだことは明白であり、控訴は棄却されるのではないかとの見方が有力だ。

 将来ある若者をいじめ殺し、様々な事実と証拠が出ていながら、罪を認めず控訴した元同級生とその両親。この親あってこの子ありという声も上がっている。

文・神代恭介

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