菜乃花 2018年10月04日号

女子高生の肉体をむしゃぶり尽くした大学院助教の嫉妬とコンプレックス(2)

掲載日時 2015年09月27日 23時00分 [事件] / 掲載号 2015年10月1日号

 ところが、ユミが高校に入って早々、信じられない展開が待っていた。
 「同級生の男の子から告白された。やっぱり私も高校で彼氏を作って、青春をエンジョイしたい。遠距離だと難しい面もあるし…」
 諸星は慌てて尋ねた。
 「オレのことが嫌いになったのか?」
 「いや、そうじゃないの」
 「だったら彼氏を作ってもいい。その代わり、オレとの付き合いをやめると言うのはやめてくれ。オレはすぐには割り切れないんだ」
 「分かったわ」
 「それと…、新しい彼氏とエッチするのはやめてくれ」
 「さァー、それは付き合ってみないと分からないわ」
 こんな意味深なことを言われたが、諸星は彼女の言葉を信じた。ところが、それから彼女からの連絡が途絶え、自分から連絡してもそっけないメールしか返ってこなくなった。

 諸星はユミの新しい彼氏に激しく嫉妬するようになり、ユミの16歳の誕生日、「アニメグッズをプレゼントするから」という口実で呼び出した。7カ月ぶりに会うことはできたが、ユミは店の前にいた諸星を一瞥しただけで店の中に入って行き、自分が好きなアニメグッズを物色し始めた。
 その態度を見て、諸星の中で張り詰めていた緊張の糸がプツンと切れた。
 「オレを嫌いになったわけじゃないというのは、ウソだったんだ。もうオレには気持ちがなくて、アニメグッズが欲しいだけなんだ」

 その現実をかみしめ、悲しみに暮れた諸星は、「おい、これを見ろよ」と言いながら、ユミがオナニーしている画像を見せつけた。
 「ヒィーッ!」
 ユミは顔色を失い、一瞬で凍りついた。
 「これをネットで流されたら困るよな。だったら、オレの言うことを聞いてもらおうか」
 ユミはラブホテルに連れ込まれた。そこで「セックスするか、フェラチオするか」と迫られ、ユミがフェラチオを選ぶと、その様子を動画で撮影された。
 「これからも月に一度は会え。でなければ、この画像をネットでバラまくぞ!」
 それから数日後、前回の動画を脅しのネタに使い、再びユミをホテルに連れ込んだ。当然のようにセックスした上、ユミのスマホを取り上げ、遠隔操作で位置情報の検索や音声の録音などができる2種類のアプリをインストールした。
 「これからは、お前が何をしていても分かるからな」

 それからは、諸星は本当にユミの行動を全て把握していた。
 「彼氏とはエッチするなと言っていたのに、やっぱりやってたな。許せん!」
 諸星は大人のおもちゃを使い、ネチネチとユミを責め立てた。学校名が入った体操服を着せたままハメ撮りし、「これが学校にバレたら困るよな。親に言ったら、学校にバラまくから。オレが逮捕されても、友達がバラまくことになっているから」などと脅し上げた。
 さらに諸星は「オレと会うのを拒否するなら、お前の友達を紹介しろ」「好みかどうか判断するから、写真を送ってこい」などと命令。ユミは耐えられなくなり、母親に助けを求めた。驚いた母親は警察に通報。諸星は県青少年健全育成条例違反容疑で逮捕された。

 勤務先や自宅に家宅捜索が入り、自宅のパソコンからユミの画像や音声、LINEの会話情報などが見つかり、不正指令電磁的記録併用容疑でも再逮捕された。その悪質な手口が明らかになり、検察は条例違反ではなく、「脅迫に乗じて姦淫行為をした」として、罪名を強姦罪に切り替えて起訴した。大学院の関係者は「普段の姿からは想像もできない」と絶句した。
 「自分は学業一辺倒で、恋愛経験もなく、未熟なところがあり過ぎて、異性の気持ちを理解できず、このような犯罪を起こしてしまった。彼女を高校生の彼氏に取られたような気分になって、激しく嫉妬していた。大人として恥ずかしい…」

 勤務先の大学院は懲戒解雇となり、事実上、研究者としての道は断たれた。前科者では出入国制限を受けるため、海外の研究機関に所属するのも難しい。桁外れに優秀だった研究者としての姿を知っている者たちはIT企業の立ち上げを勧めているが、それとて前途多難である。女で道を踏み外すと、奈落の底まで転げ落ちるものなのだ。
(文中の登場人物は全て仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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