葉加瀬マイ 2018年11月29日号

専門医に聞け! Q&A 紫外線から目を守る

掲載日時 2018年07月29日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年8月2日号

 Q:屋外の仕事ですが、色の濃いサングラスは好きではないので使っていません。仕事仲間の1人は、白目に黄色い斑点ができており、紫外線のせいとのこと。サングラスを使ったほうがよいのでしょうか。
(24歳・電気工事会社勤務)

 A:紫外線を浴びると日焼けし、体内に活性酸素が発生します。このことから、紫外線を浴びすぎると健康によくないと考えられています。主に女性は、帽子、サングラス、長袖の上着、UVカットのクリームなどで対策をしますが、最も大事なのは目です。
 目に紫外線が入ると、大半は角膜で吸収され、残りは水晶体や網膜にまで届きます。角膜では活性酸素を大量に発生させ、様々な障害を引き起こします。ご質問の方の同僚が白目に黄色い斑点ができているのは瞼裂斑と言います。紫外線の影響で発生し、太陽光によく当たる人に見られます。

●UVカットのサングラスで対策を
 また、“雪目”も紫外線が原因です。スキー場や海水浴場で強い太陽光を浴びて角膜が傷つき、さまざまな目の症状が起こります。
 さらに長期的には、紫外線は白内障や加齢黄斑変性症の発症に影響します。白内障の発症には活性酸素が強く影響します。
 加齢黄斑変性症は、紫外線に関して、夏の太陽に強く当たった人では発症が2倍に増え、一方、帽子やサングラスを着用した人では発症の度合いが40%低下したという報告もあります。
 ですから、今からすぐに対策をしましょう。
 やはり紫外線に直接目をさらさないことがとても重要で、仕事中はUVカット加工が施されたサングラスをかけてください。隙間から紫外線が入らないよう、フレームが大きいもので、しっかりと目の周りもカバーするものを選ぶといいでしょう。
 ご質問の方は色の濃いサングラスをかけるのは嫌だとのことですが、今では色の薄いものや透明のものもあります。購入する際は紫外線透過率に注意してください。数字が低いほど透過率が高く、紫外線カットの効果がすぐれています。

山口康三氏(回生眼科院長)
自治医科大学卒業。眼科医、漢方内科医。食事、運動、睡眠などを改善する生活改善療法を指導し、眼科の病気や生活習慣病の治療に成果を挙げている。日本綜合医学会副会長。

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