菜乃花 2018年10月04日号

かき集められた少女たち… 夫婦で運営していたカーセックス専門“援デリ”(2)

掲載日時 2016年04月03日 23時00分 [事件] / 掲載号 2016年4月7日号

 やがて男児を出産。藤原夫婦の自宅は少女たちの待機場所になった。お茶菓子を振る舞われ、少女たちは自分たちが売春していることも忘れ、藤原夫婦に懐くようになった。
 その中には優美を姉のように慕い、藤原夫婦が「いつか自分たちの中古車販売店を持ちたい」という夢を語ってあちこちの土地を店の候補地として探していることを知ると、「自分も将来は事務員として雇ってほしい」と言って、高校を中退してまで『W』で働くようになった少女もいた。優美は過去の自分の客を斡旋し、少女たちは1日5〜6人の客を取り、店の売り上げに大いに貢献していた。

 ところが、同店は山中が運営する2号店のほんの小さな“ほころび”から、崩壊する兆しが見え始める。
 「アニキ、オレが雇ったユカリって女なんだけど、ちょっと困ったことになっとるんだわ」
 山中の話では、援交を求める書き込みをしていたユカリ(17)と接触。例のごとくアポを取り、話を聞いてみると「暴行事件で訴えられそうになっており、相手に示談金50万円を払わなければ女子少年院に入れられる」とのことだった。
 「うちは母子家庭だから、お母さんには頼めない。17歳じゃ風俗店も入れてくれない。どうしたらいいか分かんなくて…」

 これはカモネギ、渡りに船じゃないか。山中は喜んで『W』のシステムを説明し、デリヘル嬢として勤務するように勧めた。
 「今すぐ50万円いるなら、前払いとして貸してあげてもいい。だけどこれはビジネスだから、1日1000円の金利を取るよ。うちで働きながら返してくれればいいから、後はキミの決断次第だよ」
 「分かりました」

 こうして2人は契約書を交わした。ユカリは最初のうちは真面目に働いていたが、やがて交際相手ができると、「店をやめたい」と言うようになった。それなら金を返せと言うと、「もう50万円は返しました」という返事。つまり、「金利なんて払う必要がない」という主張なのだ。
 それを聞いて、兄貴分の藤原も憤慨した。
 「それはナメとるな。大人の世界にはどういう決まりがあるのか教えてやる必要がある。とりあえずお前の債権をオレが買い取ったことにしよう。違約金の利息は1日50万円。すでに1400万円に上っているということにしよう」

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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