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歌謡(うた)のマドンナ 山口瑠美 岩国市出身の美人歌手は、おじさま好き! 「日本酒が好き過ぎて、きき酒師の資格を取りました」

掲載日時 2016年07月10日 18時00分 [芸能] / 掲載号 2016年7月14日号

歌謡(うた)のマドンナ 山口瑠美 岩国市出身の美人歌手は、おじさま好き! 「日本酒が好き過ぎて、きき酒師の資格を取りました」

 −−山口県岩国市のシンボル・錦帯橋の近くで育った山口瑠美。子供の頃の憧れの存在は、アイドル歌手でも女性演歌歌手でもなく、何とも渋い人物だった。
 「石原裕次郎さんです。初恋の人で、今も大ファン。3歳の頃、当時放送していた『西部警察』を、私はラジカセをテレビの前に持っていって“みんな静かにしてね”と言って、裕次郎さんの歌を録音していたそうです。『暴れん坊将軍』の松平健さんも好きでしたし、おじさま好みのおませさんだったんですね(笑)」

 −−「全国美空ひばりコンクール」でグランプリに輝いたのをきっかけに、都はるみなど数々の歌手を育てたことで知られる作曲家・市川昭介氏の門下生となり、15歳で上京。'99年に『音頭水戸黄門〜あゝ人生に涙あり』でデビュー。しかし、所属事務所などの態勢が整わず、並行してOLとして働くことになったという。
 「ウェブ制作会社でアルバイトをしながら、週末に歌手の仕事を入れていました。最初は雑用係として入ったんですが、いつの間にか制作の仕事をやるようになって、最終的にはシステム会社で企業サイトなどを本格的に作っていました(笑)」

 −−二足の草鞋は、歌手活動が軌道に乗るまで約5年も続いたという。
 「でも、その頃に培った技術で、今も公式サイトやファンクラブ会報などを全部自分で作っています。だからムダなことは何もなかったと思いますね(笑)」

 −−デビューから17年。最近は『雨の錦帯橋』『呼子舟唄』『夕顔の坂』と、切ない曲調にのせて悲しい恋を歌い上げる楽曲が好調だ。加えて評判が高いのが、以前、発表した『長編歌謡物語』シリーズだという。
 「歴史上の人物を題材に、歌とセリフと語りで構成しながらすべて1人で演じる作品です。忠臣蔵の赤垣源蔵、土佐藩主の山内一豊、将棋の阪田三吉などを題材にしたものを発表しました。長いものだと15分に及ぶものもあるんですよ」

 −−スポットライトの中で熱演する彼女の姿に、誰もが息を呑み、物語の世界に引き込まれるそうだ。
 「お客様は涙を流してくださったり、食い入るように聴いてくださいます。歌にジャンルの垣根はなくて、心を震わせる作品を作っていけば、世代を超えて響くものだと信じています」

 −−そんな彼女、大の日本酒好きとしても知られる。あまりの好きさに、一昨年に『日本酒きき酒師』の資格を取得したほどだ。
 「お仕事で全国各地へ行く先々で、いろんな地酒をいただいたのですが、一口飲んで“美味しい”としか言えなくて、うまく表現できないのがもどかしくて。そんな時に、この資格講座を受けたんです」

 −−どんなことについて勉強したのか?
 「お酒の製法、味や香りの種類、ラベル表記の意味など。味わいの違いを学ぶテイスティングの時間もあったんですけど、口に含んで味わうだけなんです。資格を取れる上に日本酒をたくさん飲めると期待していたのは大きな間違いでした(笑)。きき酒師の大きな役割は、日本酒とお料理のよい組み合わせを提案すること。例えば“さっぱりした生酒には、白身魚が合いますね”とか、“意外とチーズに合う日本酒もありますよ”とか。ワインのソムリエのような役割です。一緒に受講していた皆さんは、飲食店や旅館など、仕事でお酒に関わる方ばかりでした」

 −−日本酒好きが高じて取得した資格だったが、これが意外な仕事の広がりを見せることに。地元・岩国のケーブルテレビが制作する、酒蔵を巡る番組のナビゲーターに抜擢されたのだ。
 「酒蔵の杜氏さんと対談したり、試飲させていただいて味の特徴を紹介したり。資格のおかげで仕事の幅が広がりました。好きなものを、きちんと体系的に勉強することの大事さを実感しています。それは、歌の道にも通じるものがありますね」

 −−物腰の柔らかいしゃべり口調とは裏腹に、酒には相当強いようだ。
 「特に強くもないですけど…弱くはないと思います(笑)。男性とお付き合いするなら、絶対条件は“私よりお酒が強い人”ですね。決して乱れることなく、大人の飲み方ができる人。まったく飲まない男性とは、たぶん出会わないんじゃないですかね(笑)」

 −−彼女は、ボイストレーニングに加えて、体のトレーニングも欠かさないという。
 「年明けからジムでパーソナルトレーナーをつけて、筋トレと有酸素運動と食事制限をみっちりやりました。体重は7キロ落ちて、今まで着ていた服がブカブカになりました(笑)。今も暇さえあれば走ってます」

 −−着物で見えないのが残念だが、その下には鍛え上げたボディーが隠されている。体型を保つのと同時に、歌手には体力も必要なのだ。
 「機会があったら、ウエストの細いドレスとか着てみたいですね。ただ、体を絞ったら胸やお尻も小さくなってしまって、下着もブカブカに…。これは想定外でした(笑)」

 −−演歌の世界とお酒は相性もよい。日本酒と着物の似合う美人演歌歌手として、今後の夢を聞いてみた。
 「ぜひお酒のCMに出たいです。中でも、かつて石原裕次郎さんが出演されていた『松竹梅』のCMに出るのが夢です(笑)。裕次郎さんのように、色気のある飲み方ができるようになりたいですね」

やまぐち・るみ=1980年1月14日、山口県岩国市出身。幼い頃から数々の歌謡大会で優勝し、'99年にテイチクエンタテインメントより『音頭水戸黄門〜あゝ人生に涙あり』でデビュー。特技は小唄名取、日舞名取。'13年から岩国市の観光大使を務めている。『夕顔の坂』は、テイチクエンタテインメントより発売中。

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