菜乃花 2018年10月04日号

政界覆面座談会 第3次安倍“短命内閣” 身体検査から漏れた閣僚スキャンダル(1)

掲載日時 2015年10月21日 18時00分 [政治] / 掲載号 2015年10月29日号

A氏:全国紙 政治部記者(46)
B氏:在京キー局 政治部記者(44)
C氏:通信社 政治担当記者(43)

 −−10月7日に安倍晋三首相が第3次改造内閣をスタートさせました。まずはその感想から。

 A 何とも地味。主要閣僚は軒並み残して、9人を交代させただけだからな。

 B 官邸は閣僚の身体検査を警察庁に丸投げしてるんだけど、あまり信用してないんだと思うよ。クリーンな印象があった小渕優子衆院議員を経済産業相に抜擢して、痛い目にあったのがトラウマになってる。

 C 政権運営が安定している自信もあるんでしょう。大胆に入れ替えて人気取りに走る必要がない。でも、近年ではまれな、極めて政争のニオイがする改造劇だったといえるね。

 −−政争とは、いきなりキナ臭いですね。

 B “ゲル”こと、石破茂地方創生担当相なんか、派閥も立ち上げて露骨にポスト安倍候補に名乗り出たから、放出されても不思議じゃなかった。ただ、安倍首相は囲い込んで動きを封じたいし、ゲルは無役になるより閣内にとどまった方が権力を維持できる。お互いにベターな落としどころだったんじゃないの。

 A 東京五輪をめぐる利権争いも目立ったな。麻生太郎財務相が、首相時代に官房長官を務めてくれた昵懇の河村建夫衆院議員を文部科学相に押し込もうと、安倍首相に働きかけた。安倍首相からすれば河村氏は同じ山口県選出で1期上の先輩だし、受け入れてくれると麻生氏は踏んだんだろう。

 C 意外だけど、麻生氏って実は文科族議員なんだよね。で、そうした麻生氏の動きにイラついたのが、同族のボスである森喜朗元首相。同郷の石川県選出の馳浩衆院議員を猛プッシュし、文科相の椅子取りゲームに勝った。遠藤利明五輪担当相に続いて、子飼いの議員を五輪関連の閣僚にねじ込んだわけだから、森氏のホクホク顔が目に浮かぶよ。

 B 安倍首相としては、お友達の下村博文前文科相が五輪絡みの数々の不手際で退任したので、森氏に尻拭いを頼んだ形だね。

 −−馳氏は元プロレスラーでスポーツや教育問題に熱心に取り組んできたから、表向きは適材適所に映りますね。

 A でも、かつて雑誌で、座右の銘を「親しき中にも前戯あり」「腰振り合うも他生の縁」と語ったり、トークショーで「腹上死が理想」と話すほど、体育会系にありがちな無類の下ネタ好きなんだよな。閣内に入る際の身体検査でも、こうした過去の発言録が作成されているらしいよ。

 C そのうちセクハラ問題が起こりそうだなあ。野党の女性議員はアンテナを張り巡らせておいた方がイイね。女性問題をきっかけに退陣した故・宇野宗佑元首相以来の「SEX政局」になれば面白い(笑)。

 B 話を戻すけど、麻生氏については「五輪全体というより新国立競技場にご執心」と言った方がニュアンスが近いかもしれないね。麻生セメントの社長で、麻生一族のグループ企業を総帥として束ねる実弟の泰氏が、東京五輪の組織委員会で理事に入っている。とりあえず五輪をめぐる利権の争奪戦は、今後も森氏と麻生氏の両元首相を中心に繰り広げられることは間違いないな。

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