菜乃花 2018年10月04日号

小学校教頭のねじ曲がった経験則…「デキの悪い子の母親は不倫する」(1)

掲載日時 2017年04月29日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年5月4日号

 被害者の1人であるA子さん(46)が自宅に戻ったところ、マスク姿の小柄な男がヌッと現れ「この前、ドライブインにいたでしょ」と声を掛けられた。
 「何ですか、あなたは?」
 「あなたの秘密を知る者です。きっと子供が、つらい思いをすると思いますよ」
 「どういう意味ですか?」
 「それはあなたの胸に聞いてみて下さい」

 それから1カ月後、A子さんが自宅に戻ってくると、ガレージに差出人名のない手紙が置いてあった。そこにはA子さんが知人男性とドライブインで待ち合わせしている写真が添付され、《子供がかわいそうです。ご主人にバレると、きっと終わっちゃいます。今の生活ともお別れです》などと書かれていた。それを回避するためには自分との面会が必要だという文章が続き、《1人でドライブインに来たら、相談に乗ります》とも書かれていた。
 「何これ?」

 A子さんは一緒に写った男性とも相談。A子さんには浮気の事実はなく、男性も単なる知人だったので、一部始終を夫にも話した。
 「許せない変態野郎だ。そんなもん、A子のカラダ目当てに決まっている。1カ月前に声を掛けてきたという男の仕業に違いない。警察に言うんだ」

 A子さんは指定された日時にドライブインには行かず警察に通報。捜査員が張り込んだところ、現場にやってきたことから浮上したのが小学校教頭の島田秀雄(50)だった。
 その後、島田は行動確認され、A子さんに対する強要未遂容疑で逮捕された。島田の家族は寝耳に水で、学校関係者も仰天した。

 島田は職場では評判がよく、「悪いことは悪いと、子供たちにしっかり指導できる先生だった」と誰もが口をそろえた。学年主任や学校運営委員会などの責任ある立場を任され、同僚の信頼も厚かった。そうした点が評価され、勤務先の小学校では2年前から教頭として着任していた。
 だが、島田には家族や同僚も知らない“秘密”がたくさんあった。一つは人妻マニアだったことだ。長年の教師生活で培った経験則として、「母親が不倫しているような子供は学校の成績も芳しくない」ということを知っていた。そういう子供の母親は学校行事にも積極的ではないし、母親自身が寂しさを抱えていることが多く、家庭訪問などして親身に相談に乗っていると、すぐにねんごろな関係になってしまうのだ。
 「ああっ…、先生とこんな関係になってしまうなんて…。ああん、お願いッ、早くきて…、私の中に入ってきて…、ああああ」

 実際、島田が担任した子供が中学校に入ってから不登校になったケースでは、家庭訪問して励ましているうちに母親と親密な関係になり、将来の結婚を約束していた相手もいた。
 〈秀雄さん、10年後に一緒になれたらいいね〉
 〈子供が大学生ぐらいになったら不倫してもいいんだよ。結婚はお互いに離婚して精算してからね〉
 〈うれしいッ! その日を楽しみに待ってるからね〉
 こうしたメールはシークレット設定にして、誰にも見られないようにしていた。
 島田はこうした母親について、「けしからん!」と思う反面、「カタブツの妻と違って面白い」という感情も持っていた。

 島田は1年ほど前からドライブインやラブホテル付近で、自分の車から男の車に乗り換える女性を探し、その様子や女性の車を撮影するという行為を始めた。さらに目を付けた女性は車を運転するなどして自宅まで尾行し、家族構成まで調べ上げていた。こうした女性を脅せば、自分とも会ってセックスしてくれるのではないかと思ったからだ。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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