葉加瀬マイ 2018年11月29日号

海外GI馬券 香港国際競走(12月11日) 日本馬大量出走がっちり「完全攻略」!

掲載日時 2016年12月07日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年12月15日号

 10月2日に仏シャンティイ競馬場で行われた凱旋門賞(マカヒキが参戦)を皮切りに、11月1日の豪メルボルンC(カレンミロティックが参戦)、11月6日の米ブリーダーズCフィリー&メアターフ(ヌーヴォレコルトが参戦)と、これまでにJRAは、日本馬が出走した三つの海外GIレースの馬券を発売してきた。
 海外競馬事情に詳しい競馬ライターが語る。
 「日曜深夜に行われた凱旋門賞が42億円弱、火曜日午後1時発走のメルボルンCが7億円弱、日曜早朝スタートのBCフィリー&メアターフが8億円強という売り上げがあったのですが、レースの発走時刻やインターネットのみの発売だったことを考慮すれば、この馬券売上額はJRAの当初の予測をはるかに上回るものだったと思います」

 中でも、一般のサラリーマンならまずリアルタイムでレースを見ることができないであろうメルボルンCの7億円弱という売上額は衝撃的だったという。
 「スケジュール的なものもそうですが、日本から参戦したカレンミロティックは、ほぼノーチャンス。有力と目されていたのは、なじみの薄いオセアニア馬や欧州馬たちばかり。おまけに24頭という多頭数で争われる超難解な長距離ハンデ戦ですから、日本の競馬ファンにとって極めて手を出しにくい海外GIレースだろうと考えていました。私自身の予想は“2億円ぐらいの売り上げがあれば御の字かな”というものだったのですが、いざふたを開けてみたらその3倍以上。改めて“日本の競馬ファンは本当に馬券が好きだなぁ”と実感しました」(同)

 JRAにとっても、日本の競馬ファンにとっても、ここまでは喜ばしい展開となっている日本馬が出走する海外GIレース馬券発売だが、レースを開催する海外の競馬団体にとっても、日本で馬券を発売することは大歓迎のようだ。
 「JRAは、その詳しい金額やパーセンテージを一切公表していませんが、レースを主催する海外の競馬団体にも馬券売上の何パーセントかをマージンとして支払っています。日本の馬券売上額は文句なしで世界ナンバーワンですから、海外の競馬主催者にとっても日本で馬券を発売することのうまみは非常に大きい。海外の競馬主催者たちから日本馬に対する出走オファーも、頻繁かつ熱心に提示されているようです」(競馬雑誌編集者)

 現段階では、関係者それぞれが“ウインウイン”の状況となっている「海外GIレース馬券発売元年」だが、そのハイライト的なビッグイベントとなるのが12月11日(日)に計四つのGIレースが行われる『香港国際競走』だ。
 「日本と香港は1時間しか時差がありませんから、四つ行われるGIレースの発走予定時刻は日本時間の午後3時から5時半頃となります。つまり、当日開催されているJRAのレースと、ほぼ並行して香港GIレースの馬券も購入できる。特に日本からトップクラスが多数参戦予定の香港カップの注目度は高く、凱旋門賞を超える馬券売上額となる公算も十分にあると見ています」(同)

 ということで、ここからは何かと物入りな年末年始を豊かに乗り切るためにも、『香港国際競走』で行われる四つのGIレースを根こそぎ的中させる必勝馬券作戦を展開していきたい。なお、原稿の段階では日本馬も含めて、四つのGIレースに出走する馬たちは正式決定していない(最終出馬登録はレース3日前の12月8日締め切り)ため、ここに名前を挙げる馬たちが実際のレースに出走しないケースもあり得ることをお含みおきいただきたい。

◇香港ヴァーズ
芝2400m
日本時間15時発走
 日本からは5歳牝馬ヌーヴォレコルト、6歳牝馬スマートレイアー、4歳牡馬サトノクラウンの3頭が参戦。芝中長距離戦線で走るトップスターの多くが、ジャパンC、有馬記念といった国内のGIレースを目標としたため、やや寂しい陣容となった。3頭の近走内容を見る限り、かなりの幸運に恵まれないと馬券に絡むことは難しそうだ。
 狙いたいのは、強力な陣容がそろいそうな欧州からの遠征馬たち。その筆頭格といえるのがアイルランドの4歳牡馬ハイランドリールだ。昨年の香港ヴァーズの勝ち馬というだけでなく、今年も米国で開催されたブリーダーズCターフなどの世界的大レースを制覇したハイランドリールは、マカヒキが敗れた凱旋門賞でもファウンドの2着に入り、3連単38万円強という高配当馬券の立役者となった。
 近5年間の香港ヴァーズの勝ち馬中4頭が欧州からの遠征馬でもあり、3連単馬券はハイランドリールの頭固定で勝負したい。相手は、やはり欧州からの遠征組である上り調子のダートマス、安定感のあるワンフットインヘヴンが中心。穴候補として、日本では人気の盲点となっている地元香港勢を絡めたい。
◎ハイランドリール
○ダートマス
▲ワンフットインヘヴン
△人気薄の香港勢

◇香港スプリント
芝1200m
日本時間15時40分発走
 香港競馬におけるスプリント戦のレベルは極めて高く、世界に冠たるスプリンター王国を形成している。香港スプリントは、まさに地元勢がその威信を懸けて臨む舞台。実際、国際GIに昇格してから昨年まで計14回行われた香港スプリントでは、香港馬が11勝をマークしているのだ。
 とはいえ、三度の例外のうち2勝を挙げているのは、'12、'13年と連覇を達成した日本の短距離王ロードカナロア。その意味では、今年参戦予定の日本馬3頭にもチャンスがあるようにも思えるが、日本最強スプリンターのロードカナロアは例外中の例外という考え方もできる。
 馬券作戦としては、日本馬は3着候補までと捉えたい。軸となるのは地元香港勢。その中でも「2年続けての好走馬が多い」という過去のデータにも当てはまる前年の3着馬ノットリスニントゥミーは、魅力的な存在となる。前哨戦GIIジョッキークラブスプリントを制してからの参戦という勢いも大いに心強い。また地元香港での評価が高いラッキーバブルズも、ぜひ押さえておきたい1頭だ。
◎ノットリスニントゥミー
○ラッキーバブルズ
▲ペニアフォビア
△ビッグアーサー
△レッドファルクス

◇香港マイル
芝1600m
日本時間16時50分発走
 前年の勝者である日本馬モーリスが、今年は香港カップにターゲットを変更したこともあり、かなりの混戦模様となった。
 中心となるのは、スプリンターだけでなくマイラーの層もブ厚い香港勢。海外ブックメーカーでは、前哨戦となるジョッキークラブマイルを制したビューティーオンリーが人気を集めているが、同レースで1番人気に推されながら3着に終わったサンジュエリーの巻き返しにも期待したい。今年初めに、香港クラシックマイル、香港クラシックカップを連覇したときに見せた勝負強さは、混戦を勝ち抜く有力な武器となるはず。
 相手本線は、香港きってのアイドルホースであり、一昨年の香港マイル勝ち馬でもある7歳馬エイブルフレンドを指名。1年近い休養からの復帰2戦目となるが、地力の高さではピカイチの存在だ。
 ロゴタイプ、ネオリアリズム、サトノアラジンの日本馬3頭では、GI3勝の実績を誇るロゴタイプに期待。馬場状態、レース展開が向けば一発があるかも。また、'15年米最優秀芝牝馬に選出されたテピンが出走するようであれば、人気を集める可能性が高い。ただし、GI昇格後の香港マイルにアメリカ馬が勝利した例はないだけに、「危険な人気馬」になりそうな気もしている。
◎サンジュエリー
○エイブルフレンド
▲ロゴタイプ
△ビューティーオンリー
△ネオリアリズム

◇香港カップ
芝2000m
日本時間17時30分発走
 GI馬4頭を含む強豪5頭が参戦を予定し「まるで沙田競馬場を舞台とするジャパンカップ」との声も聞こえてくる今年の香港カップ。おそらく現地香港のオッズでも、モーリス、エイシンヒカリといった香港のGIタイトルをすでに獲得している日本馬たちが「2強」を形成するはずだ。
 好位追走から抜け出す安定感抜群のレース振りを見せるモーリスは不動の連軸候補。前年の香港マイル、今年4月のチャンピオンズマイルと沙田競馬場で行われたGIレースを2勝しているコース適性の高さも強調材料となる。香港カップと同じ距離2000mで争われた前走、天皇賞・秋の好内容、2400mのジャパンCを快勝した父スクリーンヒーローという血統からも、距離経験の少なさ(2000m戦は今回が3戦目)は不安材料にはならないと見る。
 気分よく逃げれば底なしの強さを発揮するエイシンヒカリは、圧勝もあれば、惨敗も考えられるタイプ。馬券的には、頭に固定するか、完全に切ってしまうかの二者択一を迫られるギャンブル性の高い超一流馬ともいえるだろう。
 地元香港勢や欧州からの遠征組はこの際バッサリと切り捨て、モーリス、エイシンヒカリの相手には、クイーンズリング、ラブリーデイ、ステファノスの日本勢を重視したい。
◎モーリス
○クイーンズリング
▲エイシンヒカリ
△ラブリーデイ
△ステファノス

 なお、香港・沙田競馬場を舞台とする四つのGIレースの馬券発売はインターネットのみ。当日、JRAの競馬が開催されている阪神、中山、中京の各競馬場では購入できないのでご注意を。

関連タグ:公営ギャンブル

エンタメ新着記事

» もっと見る

海外GI馬券 香港国際競走(12月11日) 日本馬大量出走がっちり「完全攻略」!

Close

WJガールオーディション

▲ PAGE TOP