菜乃花 2018年10月04日号

わくわく地方競馬 スペシャルインタビュー:岡田大騎手(浦和競馬)

掲載日時 2016年12月20日 16時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年12月29日号

 生死の境をさまようような大きな病から立ち直り、見事復帰を果たした岡田大騎手(浦和・藪口一厩舎)。大きな困難を乗り越えた今年を振り返り、来年への抱負を聞いた。

 岡田騎手が敗血症で倒れたのは、今年1月末のことだった。敗血症は病原菌が血液の中に多量に侵入してしまう感染症だ。死亡率も高い。騎手生命どころか、命さえも失いかねない危うい状態だった。
 「運ばれた瞬間から10日間くらい記憶がなくて。意識を取り戻しても、記憶がトビトビではっきり覚えていないんです」
 朦朧とした記憶の中、「騎手に戻りたい」その気持ちだけは失わなかった。数回の手術を乗り越え、3月半ばに退院してリハビリを続け、5月上旬から騎乗練習を始めた。乗り慣れた馬の背中。感覚を取り戻すのに時間はかからなかった。

 しかし、思ったように声が出ない。それが痛かった。
 「レース中、騎手としゃべるわけじゃないんですけどね。危ない時とか『内にいるよ』とか声を出すでしょ。それができなくて」
 危険と隣り合わせのレースで、声が出ないということは、つまり自分を守る術がないということ。恐怖心もあり、モチベーションも下がってしまう。レースに復帰することがいやな時もあった。

 そんな中、6月21日に復帰し、7月18日に復帰後初勝利を挙げた。必死の発声練習で声はかすれながらも出るようになっていた。
 「復帰しても勝てないと弱気になっていたから、あの時の勝利は格別の思いだった」。そして、「現役を続けたい」という気持ちと自信が湧いてきたという。復帰から半年がたち、ブランクの影響は全く感じられない。「来年は、まずは体調管理。そして勝つことにもっとこだわりたい」

 岡田騎手の挑戦は続く。

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