菜乃花 2018年10月04日号

わくわく地方競馬 スペシャルインタビュー 中越琉世騎手

掲載日時 2017年06月22日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2017年6月29日号

 川崎所属(武井和実厩舎)ながら、現在は高知競馬(國澤輝幸厩舎)で期間限定騎乗中の中越琉世。川崎ではデビューから半年間勝てなかったが、今年はすでに30勝(6月6日現在)と、急成長を見せる中越騎手に突撃した。

 '16年4月にデビュー。川崎では勝てない日が続いた。同期が勝ち星を挙げる中で結果を残すことができない。
 「技術不足を感じました。焦れば焦るほど、空回りしてしまって…。もっと腕を磨かないとダメだと」

 そんな中越が武者修行に選んだ場所は、慣れ親しんだ高知競馬だった。
 父は高知競馬のリーディングジョッキーだった中越豊光元騎手(現在は園田競馬で厩務員として活躍中)。地方通算1706勝の名手だ。「小さい頃から、父と共に高知競馬場には顔を出していたし、知っている人も多かった」。武者修行に訪れた中越二世を気持ちよく迎え入れてくれた。
 高知の人はみな温かいが、そこに甘えてしまっては修行の意味がない。とにかくがむしゃらに頑張るのみ。「任せてくれる関係者の方のためにも気持ちを引き締めようと思っていました」
 修行開始から2週間後の10月29日にうれしい初勝利。「レース中に慌てることがなくなったのは大きいけど、冷静に乗り過ぎているところもある」と、自らの課題もしっかり認識し、順調に勝ち星を伸ばしている。

 そして、5月16日、川崎競馬への凱旋のチャンスがやってきた。ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)トライアル戦だ。
 馬は抽選で決まるので、運も大切。だが「何より技術を試せる」と思っていた。1戦目は展開に恵まれず12着に終わったが、続く2戦目の相棒は先行馬サンドルトン。「先生にも、積極的に行け」と言われていた。
 さらに先行馬絶対有利の高知競馬で学んだ技術を、今こそ生かす時だとも分かっていた。
 「必死に追いました。馬が頑張ってくれた」と、狙い通りの逃げ切り勝ちで、地元川崎、そして南関東での嬉しい初勝利。修行の成果を川崎のファンに見せることができた。
 「厩舎スタッフのおかげです。こんな僕を育ててくれた高知のみなさんにも、感謝の気持ちでいっぱいです」

 10月まで武者修行は続く。具体的な数字を目標にせず、YJSファイナル進出を狙うためにも技術面でのさらなる充実が今年の課題だ。
 憧れであり、目標である偉大な父の背中はまだ見えてこない。いつかその背中を追い越す日まで、「貪欲に勝利を狙って行きます!」。

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