菜乃花 2018年10月04日号

話題の1冊 著者インタビュー 棚橋弘至 『全力で生きる技術』 飛鳥新社 1296円(本体価格)

掲載日時 2015年10月10日 16時00分 [エンタメ] / 掲載号 2015年10月15日号

 −−「全力で頑張る」というモチベーションを日々、どのように保っているのですか?

 棚橋 まず「すべての物事が無駄ではない」という気付きがありました。懸命にやったことが後々、自分自身の財産になるということを経験してきたからです。日々の生活の中でたくさんのインプットができれば、アウトプットが豊かになります。そう考えると、同じ時間であっても「人の倍」生きていることになるじゃないですか! 人の喜びを自分の喜びにできる人になりたいからというのもありますね。「なぜ生きるのか?」という、ちょっとスケールの大きい哲学になってしまいますが、プロレスにしても「勝ちたい」と同列で「盛り上がってほしい」という気持ちがあります。人生はサービス業。全力で頑張れば人生が繁盛します。

 −−オジサン世代のサラリーマンが頑張るには、どうしたらいいでしょう?

 棚橋 僕も来年は40を迎えるオジサンです(笑)。でも、これは簡単です。未来を見据えてください。過去ばかりを見ている人に未来は生きられません。「あの頃は良かった…」とか「俺たちの時代はなぁ…」とか言う人に、魅力を感じないでしょ? そうなんです、人は志や生き方に惹かれます。上司に立ち向かい、部下を受け止める、そんな状況でしょうか。目標を口にしましょう。トレーニングを始めましょう。それだけで周りからの見られ方が変わります。言葉には責任が生まれます。そこに全力疾走です。40〜50代はまだまだ走れますよ。キラキラしたオジサンに僕はなりたい!

 −−いまや“新日100年に1人の逸材”として人気絶頂です。ズバリ、モテる男になる秘訣は?

 棚橋 ストレスフルな世知辛い世の中です。そこで一番求められる人物像、それは「タフ」な男です。何事にも屈しない、倒れたとしても立ち上がる、そんな強さです。とある飲み屋さんで隣についた女の子が、僕におしぼりを渡しながら「お疲れさまです」と言いました。おしぼりを受け取りながら、それに対して「ありがとう。けど大丈夫、オレ、疲れてないから」と答えたところ「えっ! 疲れないんですか! すごーい!」と女の子が反応。なるほどなぁと思いました。疲れない男はモテるんです(笑)。精神的な強さと肉体的な強さ、どちらも兼ね備えているプロレスラー(と、自負してます)ですしね。今のプロレス会場に女性ファンが増えているのも、そういう理由からじゃないでしょうか。読者の皆さんもぜひ、タフな男を目指してください。
(聞き手:程原ケン)

棚橋弘至(たなはし ひろし)
新日本プロレス所属。1976年岐阜県大垣市生まれ。1998年2月、入門テストに合格し、立命館大学を卒業後、'99年に新日本プロレス入門。同年10月、真壁伸也(現:真壁刀義)戦でデビュー。プロレス大賞では、'09年、'11年、'14年にMVPを受賞。

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