竹内渉 2018年8月2日号

死ぬまで現役 下半身のツボ “冬だけED”の対策

掲載日時 2018年01月04日 18時00分 [健康] / 掲載号 2018年1月11・18日合併号

 EDになる要因の一つは、「血流が悪くなる」ことなのだという。
 医学博士の志賀貢氏は、こう説明する。
 「血流が悪くなると、性的興奮を得た時、ペニスの海綿体に流入する血液の量が減るので、しっかりと硬くならないのです」

 勃起とは海綿体に血液が流れ込むことで、ペニスが膨張して硬くなる現象だ。ということは、この冬場の時期は多くの人が悩むはずだ。
 「体が冷えると、当然、血流も悪くなります。冬に肩こりや腰痛、膝痛、さらに痔や便秘といったトラブルに見舞われやすいのも、このせいです。EDも同様なんです」

 つまり冬は、最もEDになりやすい季節ということ。
 「春や夏などの暖かい季節は勃起力に問題がなくても、寒い冬に入るとEDになる男性も少なくないんです。ただ、その理由を知らないまま『俺はもうダメだ』『ついにEDになった』と自信を失ってしまうと、万年EDになりかねません」

 実は最近、ムスコの元気がない…と心配になっている方も、単に季節のせいかもしれない。
 「若い頃はどんなに寒い冬場であれEDなど考えなかったように、冬だけEDというタイプも、完全EDになる予備軍と言えます。そのまま放置しておけば、どんどん血流の流れが悪くなって、勃起力は衰えるばかり。できるだけ早い対処が必要です」

 冬だけEDの場合、EDの要因がはっきりと分かっているため、対処もしやすい。つまり、血液の流れをよくすれば解決するのだ。
 「最も簡単なのは、マッサージです。特に全身の血行をよくするには、下半身の足のマッサージが効果的と言われています」

 もともと、重力の関係で下半身は血液が溜まりやすい。重力に逆らって、下から上に血液を送らないといけないため、他の場所よりも大きなエネルギーが必要となるのだ。
 「血液の流れをよくするには、足のマッサージの際、下から上に血液を送るように揉むことです。特にふくらはぎは血液が溜まりやすい場所なので、重点的にマッサージするとよいでしょう」
 入浴中の温まった状態で行うとなお効果的だという。

 血行をよくするためには、食事も重要だ。
 「根菜やニンニク、生姜などは体を温める食材なので、積極的に摂り入れましょう。また、血液をサラサラにすることで血流はさらに良好になります。玉ねぎや青魚はサラサラ効果が高いのでオススメです」

 当然ながら、運動も血流をよくする効果抜群だ。
 「ウオーキングで構いません。歩く時もできるだけ、ふくらはぎの筋肉を使うために階段や坂道を歩く。こうした日々の努力を続けることで、冷えを解消できて、冬だけEDの解決にもつながるのです」

 だが、これは時間をかけて冷えを解消する方法。突然、セックスのチャンスが冬場に訪れた時はどうするのか。
 「手の甲側の親指と人差し指のへこみ部分を、もう片方の指で強く、1〜2分ほど押してみてください。ここは『合谷』と呼ばれるツボで、すぐに血行を促進する効果があるのです」

 その場しのぎではあるが、少しでも血行をよくして、ムスコを元気にさせよう。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

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