菜乃花 2018年10月04日号

退職と離婚で貧困生活に転落 パンティー強奪男の飢饉的女運(1)

掲載日時 2017年11月18日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年11月23日号

退職と離婚で貧困生活に転落 パンティー強奪男の飢饉的女運(1)

 佐藤卓也(28)は高校時代までは剣道の特待生で、授業料が免除されるようなエリートだった。
 高校卒業後、就職先で知り合った先輩の女性と20歳にして結婚。2人の子供にも恵まれた。佐藤はより高額な給料を求めて「都会に出よう」と提案。妻はただでさえ家事や育児に協力的でない佐藤に一抹の不安を覚えたが、結局は賛成した。

 だが案の定、転職先の仕事は多忙を極め、妻の不安は的中した。家ではグッタリしているだけで、休日は「気晴らし」でパチンコに行ってしまう。佐藤は妻のストレスに気付かず、亭主関白に振る舞っていた。
 「誰のおかげでメシが食えているんだ。オレの言った通り、収入が増えただろう。文句言うな!」

 佐藤の転職先はバブル時代の遺物のようなクラッシャー上司だらけの職場で、「今日はノルマをこなしたのか。死んでもやれ!」と怒鳴られたり、「お前の給料を稼いでくれている先輩が残業しているのに先に帰るのか?」と嫌みを言われたり、徹夜で仕上げた資料をどこが悪いとも指摘されずに「やり直し!」と言われたりしていた。
 佐藤としては、自分がこんな目に遭っても家族のために頑張っているのに、その理解がない妻に不信感を募らせた。次第に妻との仲が険悪になっていく中、仕事への意欲も失っていき、ついには退職してしまった。

 すると妻は待ってましたとばかりに離婚を切り出してきた。妻はすでに弁護士に相談するなどして対策は完璧で、家計簿を盾に養育費は月額8万円を要求。佐藤の育児への非協力的な態度から、子供の監護者は当然、自分がなるべきだと主張し、佐藤には「早く出て行ってくれ」と詰め寄った。
 離婚後に公的扶助が受けられるからといって、養育費の支払い義務が減免されることはないという法律上の決まりがあることなど初めて知った。半年後、佐藤は失業保険が切れる寸前に着の身着のままで放り出されることになった。

 そうなると、まず困ったのが住居だった。しばらくはネットカフェ難民として暮らす中、ネット求人で見つけたのが「寮完備・住居費ゼロ」という条件の建築会社だった。金のなかった佐藤はすぐに飛び付いた。
 入社初日、佐藤が連れて行かれたのは山奥にある古民家だった。家の中には仏壇や先祖代々の遺影まで飾られている。会社の説明では、ここは長年放置されている空き家で、会社が固定資産税を肩代わりすることを条件に社員寮として使っているとのことだった。
 周りにはコンビニも飲み屋もない。朝6時に迎えのマイクロバスが来て仕事現場に直行。後は帰って寝るだけなので、確かに金はたまる。養育費も払える。しかし、佐藤はこの状況に耐えられず、わずか3カ月でリタイアした。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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