〈男と女の性犯罪実録調書〉②避妊をせずに客とセックス

官能・2020/06/10 00:00 / 掲載号 2020年6月18日号

 風俗店の寮で友美さんと同棲するようになると、寺島とは別れるように説得した。友美さんはそれを受け入れたフリをしていたが、寺島とはこっそり連絡を取り合っていた。

 だが、友美さんの交際相手は寺島ばかりではなかった。入籍の2カ月前には、風俗店の客とも避妊せずにセックスしていたことが判明。それを知った井上はヤケ酒を飲み、自分も避妊しないでセックスした。
「ああ、イクッ、出る!」
「ああ、熱いの出てる。私もイクッ、イッちゃう…」

 アクメに達しながら抱きついてくる友美さんが可愛くて、井上は絶対に離さないと誓うのだった。

 その後、友美さんの妊娠が判明した。井上が勢いでセックスした日と、客がセックスした日は2日ほどしか離れていなかった。

 それでも井上は「むやみに子供を堕ろして彼女を傷つけたくない。それより法的に自分のものにしたい。子供は2人で育てていけばいい」という考えを優先して、入籍することにした。

 ちょうど友美さんが勤めていたデリヘルが閉店することになったので、それを機に友美さんは風俗から足を洗った。井上は相変わらず風俗店で働いていたが、酒屋でもバイトするなど、献身的に尽くしていた。

 だが、そんな状況にあっても、友美さんは寺島との密会を繰り返していた。

 ある日、「実家に行く」と言って外出した友美さんが、車の芳香剤の匂いを漂わせて帰宅したことから、追及したところ、「寺島と会っていた」と告白。井上が「携帯を見せてみろ!」と迫り、大喧嘩に発展したが、そのことについては友美さんの両親が厳しく叱責して、元の鞘に納まった。

 ところが、疑念がぬぐえない井上は、たびたび友美さんの携帯を盗み見て、大喧嘩に発展。友美さんに開き直られたため、怒った井上は離婚届にサインして、友美さんに突き付けた。
「これにサインすればいいのね」

 泣いてすがりついてくると思ったのに、友美さんは動揺する様子もなく、あっさり離婚届にサインした。
「私はもっといろんな人と遊びたかった。あなたが子供を産めと言うから、仕方なく結婚した。もともと性格も合わなかった」

 驚いた井上は友美さんの母親に相談したが、「この結婚は正しかったのか」と逆に問いただされた。友美さんの父親にも「子供が産まれたら、会いに来ればいい」とたしなめられた。

 友美さんに反省を促すためだけに書いた離婚届は、その後、友美さんの両親の手に渡り、市役所に提出されてしまったのだ。

 井上は愕然とし、土下座して謝ったが、時すでに遅しだった。
「私もあなたのことが好きなうちに別れた方がいいと思うの。私は結婚に向いていなかった。家事もしんどかった」

 井上は失意のどん底に沈んだまま、2人で住んでいた新居を出て行くことになった。
(明日に続く

 なぜこうなってしまったたんだろう。もともと彼女と同棲を始めた風俗店の寮に1人で帰り、胸が張り裂けそうな気分になった。

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