森咲智美 2018年11月22日号

勃発! 「鳩邦の乱」に隠された小沢&谷垣の陰謀(2)

掲載日時 2010年03月25日 00時00分 [政治] / 掲載号 2010年4月8日号

 実は、邦夫氏は「鳩山マネー」の全貌暴露にあたり、執行部とある“密約”を結んでいたのである。
 「それが、息子の太郎氏を参院選比例候補で公認するというバーター取引だったのです。これには前段があって、3月3日に自民党は第一次公認候補を発表したが、執行部は邦夫氏を参考人招致に引っ張り出すブラフとして、わざと太郎氏を公認しなかった。このため邦夫氏は、2次発表に向けて政倫審出席の条件を飲み、再度、息子の公認を働きかけていたのです」(同)

 ちなみに、邦夫氏の長男である太郎氏は、'03年に都議選の補選に当選し、短期間都議を務めたものの、後は落選続き。今は邦夫氏の秘書を務めているが、要は息子を「後継者」に就けるため、執行部に“密約”の成就をゴリ押ししていたのだ。

 ただし、その最中に思わぬ誤算が生じた。“追い落とし論”で窮地に陥った邦夫氏は、是が非でも太郎氏の2次公認をもぎ取るために、既成事実作りの工作を展開。政界関係者や政治評論家に「太郎が参院選比例区を目指しますので、よろしく」などと挨拶状を配りまくり、物議を醸すこととなったのである。
 「この挨拶状に党内は大激震。というのも、政倫審や参考人招致に邦夫を引っ張り出せば長男の公認をチラつかせた“出来レース”と誹りを受けるのは確実で、親バカにもほどがあるというわけです。頭を悩ませた執行部は、太郎公認を見送る方針に傾き始め、この“裏切り行為”に激怒した邦夫氏が『鳩邦の乱』を巻き起こしたというわけです」(別の自民党議員)

 もっとも、この邦夫氏の「苦渋の決断」に自民党執行部は大喜びだ。今までは同氏の在籍で「政治とカネ問題」を本格的に追及できなかったが、今後はその足かせが外れ、「鳩山マネー」の追及に大ナタを振るうことができるからだ。
 しかも邦夫氏には、同氏の資金管理団体が、元秘書の会社から1億円ものカネを借り入れていた事実が判明。これも「母親からの迂回融資ではないのか」との疑惑も浮上しており、党内からは「兄弟もろとも丸焼きにしてやる!」との声も絶えないのだ。
 ただし、自民党が手ぐすね引いて鳩山兄弟の“黒い金”を追及し始める一方で、ほくそ笑んでいる人物がいるという。それが、“闇将軍”の異名を取る小沢幹事長なのだ。

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