園都 2018年6月28日号

不倫現場目撃で口止め料を要求 “いい思い”を企み自爆したニセ探偵(1)

掲載日時 2017年09月09日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年9月14日号

 中沢康浩(36)は妻子持ちのサラリーマン。仕事帰りにスーパーマーケットに立ち寄ったところ、駐車場で不倫カップルのカーセックスを目撃してしまったことから、人生の歯車が狂うことになった。
 「ス、スゲエ…」
 中沢は車から下りて、思わずカップルの車に近寄った。恐る恐る窓をのぞくと、赤く腫れきった女の陰唇に男の肉棒が玉袋スレスレまで飲み込まれていた。
 「ハアーン、いい…、気持ちいい…ハァハァ」
 女は腰をくねらせて切なげな声を上げている。激しく首を打ち振り、柔らかにウエーブされたセミロングの髪が淫らに揺れている。
 「ううっ…、あーっ、もっと、もっとォ!」

 中沢はその迫力に度肝を抜かれた。他人のセックスをここまで間近で見たのも初めてだった。とっさにこれを“記念品”として記録できないかと思い、スマホを動画モードにして当てずっぽうに窓に向けた。
 中沢はユサユサと揺れる車の外で、スマホだけを車内に向けて身を潜めていたが、いつ2人にバレるかと思うと気が気ではなく、適当なところで切り上げて自分の車に戻った。
 だが、動画は予想以上にきれいに撮れていた。2人の顔の表情もそれに溺れる痴態もバッチリだった。

 しばらくすると、女だけが車から下りてきて、別の車に乗り換えた。それが被害者の生田照代さん(34)だった。
 中沢は照代さんの車を尾行し、別のスーパーマーケットに入る様子を確認。買い物から出てきたところで声を掛けた。
 「さっきの見とったんやけどね。悪いことしたらダメでしょう」
 「何ですか、あなたは?」
 けげんそうな表情を浮かべていた照代さんも、中沢からスマホの動画を見せられ、みるみる青ざめた。口に手をやったまま目を見開き、困惑の様子を隠さない。

 「今まで気付かれてないと思ってたの? これを家族に見せることもできるし、ネットにバラまくこともできるよ」
 中沢は照代さんの動揺に乗じて、あたかも以前から知っていたかのようなフリをして話した。
 「いくらで…、黙っていてもらえますか?」
 「そうだなァ…」
 期せずして、相手から金の話が出てきたので、なけなしの1万4000円を受け取ることにした。

 「でも、これじゃあ、口止め料としては安いよね」
 「それなら、どうすればいいですか…?」
 「私の言うことを聞いてくれれば…」
 それはすなわち「自分も同じように抜いてほしい」という要求だった。

 「それで終わりにしてくれるなら…。でも、またお金を要求するということはないでしょうね?」
 「自分にも家族がいるし、これ以上のことは要求しないから安心していい。“取引”が終わったら、動画を消すことを約束しよう」
 照代さんはその申し出を了承。中沢の車に乗り込み、近くの公民館の駐車場へと移動した。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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