〈男と女の性犯罪実録調書〉①巧妙な手口で少女を呼び出し淫行を重ねた元小学校教師

官能・2020/07/07 00:00 / 掲載号 2020年7月16日号

 8年前のことである。被害少女の自宅近くで複数の捜査員が張り込んでいた。そこに現れたのが当時39歳だった小学校教師の岡田正則(47)である。
「岡田正則だな。ちょっと事情を聴きたい。署まで来てくれるか」
「えっ…」

 岡田は顔色を失った。捜査員に取り囲まれ、もはや万事休すだった。

 岡田は夏休み期間中を利用し、地元の中1少女宅に電話をかけ、「自分は医者だが、あなたは性病にかかっている疑いがある」と言って誘い出した。そして、自宅近くの山林で「診療」と称し、服の中に手を入れて胸を触るなどのわいせつ行為をしたという嫌疑がかかっていた。

 その翌日にも岡田から電話がかかり、怖くなった少女が警察の「女性被害者相談電話」に連絡。それを受けて捜査員が張り込んでいたところ、約束の場所に岡田が現れたため、強制わいせつ容疑で逮捕したというものだった。

 地元は騒然となったが、このほかにも別の小中学生3人に同様の行為をしていたことが発覚し、懲戒免職処分になった。

 岡田は逮捕時、複数の少女の名前や連絡先を書いたリストを持っており、言い逃れができない状況だった。

 岡田は懲役3年の実刑判決を受け、服役した。岡田には結婚歴があったが、わずか1年で離婚していた。そのため、出所後は両親と一緒に実家に住んでいたが、近所の白い目に耐えられず、別の地に転居して、学習塾で働くようになった。
「自分は人権問題の活動に取り組んでいたので、父兄とトラブルになり、それが原因で学校を辞めることになったんです」

 塾の経営者にはそんなふうに説明していた。当時は不祥事を起こして辞めた教師かどうかを調べるすべもなかった。塾では真面目に仕事をしていたので、岡田が新たに手口を巧妙化させて、わいせつ行為を再開しているとは夢にも思わなかった。

 その手口はこうだ。近所の図書館にこもって、12〜13年前の新聞の出生欄を確認する。新生児の名前と親の名前と住所を控え、それをヒントにパソコンの電話帳ソフトで電話番号を割り出し、以前と同じような手口で少女を呼び出し、「学校で尿検査をしたでしょう。その結果、性病にかかっていることが判明した。今のうちに治さないと大変なことになる。でも、心配しなくていい。親にも知られず、国のお金で治せるから」などと言って、信じた少女にわいせつ行為を働くというものだった。

 岡田は白衣を着て、黒いカバンを持ち、いかにも医者らしく振る舞った。聴診器を当てたり、体温を測ったり、「薬を塗る」と称して衣服を脱がし、胸や陰部を触ったりしていた。

 だが、少女らに話していた性病の説明はデタラメそのものだった。
「オナニーすると性病になることが多いんですよ。注射で治す方法と男性ホルモンで治す方法があります。注射は我慢できないほど痛いですよ」
「性病にかかると、感じ方が変わるんです。治療のためにセックスする方法があるんですよ。みんなこれでよくなっているんです」
「オチ◯チンの先から透明な液が出ているでしょう。これが薬になるんです。口から入れる方法と下から入れる方法があります」
「男性ホルモンは唾液からも出ています。私の舌を吸ってみてください」

 岡田は少女たちの無知につけ込み、次々と強姦を成功させていた。しかも、その様子をデジカメで撮影し、パソコンに保存していた。
(明日に続く)

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