美音咲月 2019年7月25日号

社内から不満続出! 部数700万部を切った朝日新聞に再生なき新設役員人事

掲載日時 2015年02月11日 12時00分 [社会] / 掲載号 2015年2月19日号

 一連の誤報や連載コラム掲載拒否などで部数、広告ともガタ落ち状態が続く朝日新聞で、現職取締役が2月1日付で新しく作られたポジションに横滑りした。社員のボーナスや手当をカット、人員削減を目指す中での出来事に「これが新社長らが口にする『再生』なのか」という反発が社員の間で渦巻いている。

 新しく設けられたのは「クロスメディア営業統括」なるポスト。W常務(前広告、出版担当)が就任した。社内文書によると、広告、販売、デジタル部門、教育部門などに「横串」を通す仕事だそうだ。
 それぞれの部門には担当役員がおり、「何で今さら、その上に立つ人を置くのか?」との疑問が湧いてくる。それ以前に、この営業統括が具体的に何をするのか判然としない。
 「実はこのポスト、W氏が自ら提案して、昨年12月に就任したばかりの渡辺雅隆新社長らを説得。1月の臨時取締役会であっという間に作ってしまったのです。かつてW氏は社長候補の一人で、昨年12月に退任した木村伊量前社長のライバルとされた人物。しかし、決断力のなさなどが出身部の経済部OBらから指摘され、広告担当にとどまった」(ベテラン社員)

 朝日新聞は一連の不祥事などが響いて発行部数は700万部を切った(1月10日現在)。広告も「600億円を確保する」とのかけ声も虚しく、「おそらく400億円規模に縮まる」が、業界筋の見たてだ。その最前線に立っていたのがW常務なのだから、敵前逃亡の汚名を着せられても仕方ないのかもしれない。
 社内文書でW氏は〈広告収入の追い込みであるこの時期に人事異動をすることに躊躇があった〉としているが、その言葉を信じている朝日新聞社員はほとんどいない。
 「一般社員たちは、昨冬のボーナスは一律20%減額され、今では出張時の手当などもカットされる案が示されている。元々、朝日新聞は高待遇だが、何で役員が新設ポストでのうのうとしていられるのか、不満続出」(朝日新聞関係者)

 朝日新聞の再生は遠い。

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