岸明日香 2018年12月20日号

アイドルに手を出したファンを恐喝! 300万円を脅し取った芸能プロ社長(3)

掲載日時 2017年03月13日 23時00分 [官能] / 掲載号 2017年3月16日号

 その翌日、岡田は広川に命じられてサラ金5社でカードを作った。「一つずつ下ろすと借り入れの限度額に達して他のカードから借り入れができなくなる」とのアドバイスを受け、数日後にコンビニで一気に300万円を引き出した。
 「これで筋は通してもらったから終わりにするけど、また同じことをしたら払ってもらうからな。これからもライブに来てもらうのは構わんから」
 だが、岡田はショックを受け、二度とライブには足を運ばなくなった。広川は岡田から巻き上げた金でさっそくベンツを購入した。

 一方、江上は広川の“公認”でユミと付き合っていたが、ユミは精神的疲労の蓄積で限界になっており、「もう引退したい」と願い出た。それを広川は「江上とつるんでいるんじゃないのか?」と邪推し、江上に言い掛かりをつけた。
 「ユミが辞めることになったんだから50万円払え。ユミとその家族に対しては600万円の損害を求める訴訟を起こすつもりだが、実際に取れるのは200万円ってとこだろう。お前がその金を払うなら、ユミは自由に辞めてもいいし、訴訟も起こさない。どうする?」

 広川は江上のユミに対する恋愛感情を利用し、執拗に金を要求してきた。
 「ユミは病気で医者の診断書もあるから、40万円しか取れない。その半分でいいから払ってくれないか。でないと、請求はユミの方に全額行くことになる」

 江上は覚悟を決め、借用書として書いた50万円とユミが辞めたことによる損害金20万円の計70万円を支払うことになった。
 江上も同様にサラ金街に連れて行かれ、「50万円で申請すれば、30万円は借りられる。借りた金は旅行で使うということにしろ。3社ほど回れ」などと細かく指示され、借りた70万円は広川に手渡した。

 その後、江上は生活に困窮するようになり、同様に借金地獄に陥っていた岡田と相談し、2人で弁護士会を訪ねた。広川は弁護士から内容証明を送られても返済せず、ついに刑事告訴され、2人に対する恐喝容疑で逮捕された。
 「貸した金を返してもらっただけだ。アイドルが交際していることが明らかになることは、芸能活動において致命的であり、それを理解させるために強いメッセージを送ったにすぎない」

 ところが、広川もアイドルグループの1人と同棲しており、そのアイドルと別れ話になり、頭を瓶で殴ってケガをさせたとして暴行容疑でも再逮捕された。それを機に広川の事務所に所属していたアイドルたちは一斉に離れていった。
 広川は日頃からアイドルたちに暴言を吐き、芸能プロと併設して営む、からあげ屋やクレープ屋の店員として立たせ、薄給でこき使っていた。広川には暴行や脅迫で三度の逮捕歴があった。

 アイドルとの私的な連絡が禁止されるような法的根拠はないが、アイドルの裾野が広がりすぎて、またこうしたトラブルが頻発するのは間違いないだろう。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書


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