葉加瀬マイ 2018年11月29日号

女子大生「性器自撮り」 JK「乳揉ませ」…ネット社会で裸体を売る女たち

掲載日時 2018年03月28日 20時00分 [事件] / 掲載号 2018年4月5日号

 リベンジポルノでは、ついノリで男に裸の写真を送ってしまった女性が後で泣きを見るケースだが、自ら裸を売って小遣いを得る女性もいるのだ。
 3月13日、大阪の女子大生(20)が、わいせつ電磁的記録頒布容疑で大阪府警に逮捕された。
 「女子大生は“自撮り”したわいせつ画像を、SNSで知り合った滋賀県の50代男性会社員に販売していた。計5枚の画像をダイレクトメッセージで送付して、5000円を銀行口座に振り込ませていたのです」(全国紙社会部記者)

 「楽してお金が欲しかった」と供述しているという女子大生は、SNSで《下着や制服、画像を売ります》などと投稿しており、まるで昔でいう“ブルセラ”感覚といったところ。
 「捕まった例は氷山の一角で、こうした自分のわいせつ画像などの販売はいま、若い女性たちにとって最も手軽な小遣い稼ぎにもなっている。ツイッターを中心に、《JD1(年生)。エッチ写メ15枚3000円》や《モザなし。エッチな写真と動画のリクエスト販売しまーす。JK》といった投稿は無数にあります」
 こう語るのは、『少女たちの裏稼業』などの著書がある、ルポライターの石原行雄氏だ。

 自撮りのわいせつ画像を巡っては、基本的には女性が被害者となる場合が多い。
 「昨年発表された警視庁のまとめによれば、'17年上半期の時点で児童ポルノ事件の摘発件数は1142件で過去最多。これは前年同期比を12.1%も上回る数字です。しかも、摘発事例の4割超が“自撮り”被害。未成年少女などに自撮りのわいせつ画像を送らせる男たちが非常に多いのです」(全国紙社会部記者)

 逆に言えば、小遣い稼ぎが目的ではなくても、自分の裸写真をネットで知り合った男に送ってしまう女性も多いということだ。
 「そうした中、今回のように女性側が逮捕されるというケースは珍しい。これは見せしめ的な要素もあったと思われます。これまでは送らせた側を押さえてきたが、一向にこの手の犯罪が減らない。送る側の女性も罪になる場合があることを認識させ、わいせつな自撮りを巡る悪事を根絶する狙いもある」(同)

 しかし、石原氏はこう続ける。
 「単純にお金目的で画像を販売する女性は、多少、躊躇するようになると思います。いくら手軽に稼げるとはいえ、逮捕されては元も子もありませんからね。ましてや新聞沙汰にもなれば今後の人生にも影響する。ただし、ある程度の抑止力にはなると思いますが、決してなくなるわけではない。今の若い女性は、お金以外にも自分のわいせつ画像をネットでさらす理由があるんです。それは、多くの男にチヤホヤされたいという承認欲求なんです」

 その典型と言えるのが、先頃話題になった、JKユーチューバーによる“フリーおっぱい事件”だ。
 3月12日、警視庁が今年1月に東京・渋谷のハチ公前で高校1年生の少女が『フリーおっぱい』と書いた紙を掲げ通行人に胸を触らせたとして、この女子高生と、付き添っていた神奈川県相模原市の高校3年の少年(18)、東京都三鷹市の会社員の男(23)を都の迷惑防止条例違反(ひわいな言動)などで書類送検している。
 「彼女たちは“乳揉み”の様子をスマホで撮影し、その動画をユーチューブにアップさせる予定でした。話題を呼ぶ動画を作って再生回数を増やしたかったようですが、昨今、地位を確立し始めた、まっとうなユーチューバーから非難の声が上がっても当然の話」(前出・記者)

 もちろん、ユーチューブ動画の再生回数が増えれば広告収入にもつながるが、石原氏は件の女子高生についてこう言う。
 「お金だけが欲しければ、わざわざ街中でこんな派手なパフォーマンスはしない。要は目立ちたいんです。ネット上で裸を売ることも、それと同じなんですよ」
 確かにネット上には、前出の投稿以外にも《アナルに指入れオナニーの写メあるよ。欲しい人はDM(ダイレクトメール)して》《寂しい。誰か構って〜。変態なことしよっかな。自分でお浣腸して何分耐えられるか、生中継します》などなど、過激すぎる自撮りのわいせつ画像や動画などの誘いが山ほどある。

 実際にSNSで自分の“性器画像”を複数回にわたって売ったことがあるという女子大生(21)と、やり取りすることができた。
 「最初は、本当にちょっとしたお小遣い稼ぎのつもりで販売したの。でも、何十人もの男の人が欲しいと言ってくれて。私って昔から地味なタイプだったから、あんなふうにモテたこともなくて、嬉しくなっちゃったんですよね」
 という彼女。石原氏の言う“承認欲求”が満たされたのか、その味を一度知ると、もう歯止めが利かない。彼女は、自分の自撮り画像が、何人の男性に、どれだけ高い値段で買ってもらえるか、ということに執着し始めたという。
 「その時は、もうお金が欲しいというより自分の人気を値段ではかりたいという気持ち。だから、自撮りする画像もどんどんハードになりました。アソコとお尻にバイブを入れるとか、そういうことまでしていました」(同)

 ネットで裸体を売る女たちが増えている本当の理由が、ただ“目立ちたい”という気持ちで始まるとすれば、それを止めることは相当難しいかもしれない。


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