葉加瀬マイ 2018年11月29日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 演技派が魅せる、孤高のシェフの苦悩 『二ツ星の料理人』

掲載日時 2016年06月12日 16時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年6月16日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 演技派が魅せる、孤高のシェフの苦悩 『二ツ星の料理人』

 お仕事お疲れ様です!
 やっと、シンガーのLiLiCoとして羽ばたく日が来ました! 夏木マリ、土屋アンナ、シシド・カフカ、華原朋美と私。『and ROSEs(アンド・ローゼズ)』として『紅のプロローグ』を6月8日に発売させていただきます。ゴスペラーズが曲を書き、彼らのような素敵なハモりで頑張ってます。ぜひ聴いてください。ライブもありますので、チェックしてね!

 今回の作品はタイトルからして、とても美味しそうな『二ツ星の料理人』。主演のブラッドリー・クーパーも女性からみると美味しそうな感じですが、実際に本人に会うと、イケメンというよりも“職人”や“プロ”っていう印象。ルックスはもちろん抜群ですが、人に媚びないし、すべてに冷静に対応する人です。
 カッコいいと誉めても、リアクションが薄い。だから“つまらない人”に見えるかもしれないけど、それが彼の魅力で、共演者もそう言っています。イケメンよりも演技派でいたい彼! 今までの作品を並べると分かりやすい。『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』『アメリカン・スナイパー』と、かなり見応えのある作品ばかり。

 今回は美食エンターテインメントですが、どの職業にも当てはまります。最高のものを造り上げるには、1人ではできないがテーマ。ブラッドリーが演じる主人公アダムは、過去に様々な問題を起こしていて、なかなか素直になれない。以前はパリの一流フレンチレストランにいたけれど、スキャンダルを起こし、姿を消してしまいました。
 シェフとしては最高でしたが、“人間”としては“?”な主人公。でも、もう一度立ち上がって頑張りたい! ミシュランもやって来るから最高のおもてなしをしたい! 気持ちを新たに頑張ろうとするが、過去の出来事が邪魔をするのです。
 イライラしても冷静に優しく対応をしなければ、という物語のメッセージもありますが、素晴らしい料理にも目が行きます。厨房の慌てた感じが大好きな私は、たまに開くドアの向こう側の料理が気になって気になって…(笑)。

 美味しい料理、複雑な人間関係、ライバル出現、素直になれない恋愛。料理の数と同じぐらい感情が飛び交う1本。皆さんも、共感できるところもあるのでは? 気持ちに素直に生きたいですものね!

画像提供元:Artwork (C)2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.

■『二ツ星の料理人』
監督/ジョン・ウェルズ 出演/ブラッドリー・クーパー、ユマ・サーマン、エマ・トンプソン、シエナ・ミラー、オマール・シー 配給/KADOKAWA 6月11日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレス他全国ロードショー。
 美食の街パリの二ツ星レストランから姿を消した料理人のアダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)。一流の腕を持ちながらも傲慢さからトラブルを引き起こしすべてを失った。そんなアダムがもう一度、再起をはかるために、ロンドン美食界の友人トニーのレストランに乗り込み、「世界一のレストランにしてやる」という約束を取り付ける。女性料理人のエレーヌ、パリ時代の同僚ミシェルなど最高のスタッフを集めて、新しくレストランをオープンする。しかし、過去のトラブルはまだ解決していなかった…。

■LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。

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