菜乃花 2018年10月04日号

専門医に聞け! Q&A 歯茎の退縮

掲載日時 2018年06月09日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年6月14日号

 Q:最近、下側の中央から左側2本目の歯が1本、長く見えることに気づきました。妻は、「歯周病じゃないの?」と言います。歯周病になると歯が下がるのでしょうか。私は歯並びがおかしいところはありますが、歯周病はないはずです。対策法と併せて教えてください。(56歳・税理士)

 A:歯が長く見えるのは、歯茎が痩せ、下がっているからです。歯科では歯肉退縮と言います。その原因は、いくつかあり、代表的なものが歯周病です。歯周病になると、歯を支えている顎骨が溶けてきて、そのために歯茎が退縮し、下がってくるのです。
 また、歯並びが悪く、噛み合わせに異常があって、特定の箇所に圧力がかかると、その部分の歯茎が痩せてくることもあります。
 歯磨きで歯茎をこすりすぎることも、歯茎が痩せる原因になると言われます。とはいえ、健康で丈夫な歯茎であれば、少々強くこすったからといって、それだけが原因で歯茎が退縮してくることはほとんどないでしょう。

●歯茎指圧を試してみよう
 また、歯茎が痩せやすいかどうかは、場所によっても違います。前歯から犬歯までは、骨や歯茎が薄いので歯茎が痩せやすいし、一方、奥歯は骨や歯茎が厚いので痩せにくいのです。
 ご質問の方の場合、限られた情報のため正確な原因は分かりませんが、歯並びにおかしいところがあるとのこと。そのことが関係していると思われるし、その部分が歯周病になりかかっているのかもしれません。また、異常があるのが中央より2本目の部分とのことですから、歯茎が痩せやすい箇所が痩せてきたとも考えられるでしょう。
 いずれにせよ、すぐに歯科医院で診てもらってください。そうすれば、原因がはっきりすると思います。
 なお、歯肉の退縮を予防する方法に、指圧があります。親指と人差し指で歯茎を前後から挟み、グーッと押圧してからパッと指を離します。これを一度に5〜6回繰り返します。歯茎をこのように刺激することで血行が促進され、歯茎の筋肉が引き締まってきます。この歯茎指圧を習慣にするとよいでしょう。

山田晶氏(歯科医師)
骨盤療法(ペルピックセラピー)で著名。日本歯科大学卒業。歯科の領域から骨盤のゆがみに着目。骨盤のゆがみを自分で取る方法として、腰回しの普及に努めている。やまだ治療院顧問。

関連タグ:専門医に聞け!

健康新着記事

» もっと見る

専門医に聞け! Q&A 歯茎の退縮

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP