和地つかさ 2018年9月27日号

楽天・星野監督が「眼中なし」斎藤佑批判で臨界点のベンチ裏(2)

掲載日時 2011年05月23日 11時00分 [スポーツ] / 掲載号 2011年5月26日号

 また、星野監督は「ファンが観たいのなら」と、田中と斎藤の直接対決について早期実現を明言している。しかし、日本ハム・梨田昌孝監督は「ファンのため」では一致しているが、星野監督ほどはっきりとした物言いはしていない。
 「斎藤は5回100球をメドに、大事に大事に投げさせています。日曜日の先発、中6日のローテーションも崩さないでしょう。というのも、100球メドで投げさせれば、後の救援投手陣は大忙しです。翌月曜日は試合が組まれないので、斎藤を投げさせるのは日曜日しかないんです」(球界関係者)

 斎藤は低めに変化球を集め、打ち損じを誘うピッチングに徹している。
 「最近、一部で話題になっているんです。『斎藤のピッチングは43歳の大ベテラン・阪神の下柳にソックリだ』と」(前出・同)

 闘将の異名も持つ星野監督からすれば、闘争心剥き出しの田中の方が好みの投手であり、自身が1位リストから外した投手に負けたのは、屈辱以外の何物でもなかったはずだ。
 同様に、こんな情報も飛び交っている。実は、田中の本心は「斎藤と投げ合いたくない」というもの。
 「田中は新人のときから、『夏の甲子園大会』に関する各マスコミの取材を受けてきました。その都度、丁寧に対応してきた。斎藤も同様です。でも、田中は斎藤に対しては多くを語っていません。これは斎藤にも言えることですが、2人は甲子園で投げ合った以外、表面上の付き合いしかなく、交流もゼロに近い。投手としてのタイプ、性格も全然違います。似ているのは、女好きのスケベな面だけ。直接対決を期待しているのはファンだけでしょう」(楽天関係者)

 今季の田中には斎藤のことを聞きづらい雰囲気を漂わせている。斎藤も質問されれば答えるが、当たり障りのないことしか言わない。
 「'88年生まれの斎藤らは『プラチナ世代』『オレ世代』などと言われ、『松坂世代』のような同年代の横の繋がりがないんですよ」(テレビ局ディレクター)

 楽天は今一つ波に乗れない。5月6、7日の西武戦で2試合続けて完封負け。借金生活に入った。得点チャンスで「あと1本」が出ないタイムリー欠乏症に陥っている。
 「今でも星野監督は盛んに海外に電話して選手補強に動いていますが、状況はよくない。一番可愛がった川上憲伸にはソッポをむかれて、井川慶も『星野さんではいやだ』と拒否しているようです。岩隈は腰の持病が完治していないから活躍は期待できない。松井稼も両膝が悪い。岩村も絶不調。阪神でも同じですが、楽天フロントも『金のかかる監督ですね』とボヤキ始めましたよ。いまから海外に電話をして情報を聞いても6月末までに獲得できる選手はいない。韓国選手なら取れるかもしれませんが、大物は無理」(球団事情通)

 打線の得点能力が低い今、田中の投げる試合を落とすのはかなり痛い。ノラリクラリとかわす投球でも、斎藤は味方打線を奮起させている。星野監督の“眼中なし”発言は焦りの裏返しか。

関連タグ:東北楽天ゴールデンイーグルス 野球

スポーツ新着記事

» もっと見る

楽天・星野監督が「眼中なし」斎藤佑批判で臨界点のベンチ裏(2)

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP